年表

新潟市医師会のあゆみ

明治44年(1911)
新潟市医師会及び新潟市内関係 新潟県医師会及び
新潟県関係
国内他

3.12 新潟市医師会春季総会、市役所楼上に開会。

 会長 長谷川寛治、副会長 長井千尋、幹事 中村庸、木下文平、阿部玄四郎いずれも重任

 県医師会出席員 長谷川寛治、竹山正男

 同予備員 若杉喜三郎、工藤秀一郎を選び、諮問案に関する報告あり。

4.2 新潟市役所新築落成(明治41年9月の火災後)。

4月 ガス灯新潟に初めてともる。また柾谷小路を取拡げる。

4.26 池原康造 初代新潟医学専門学校長に任ぜられる。

5.5 池田廉一郎 附属医院長となる。

5.30 恩賜財団済生会設立。

6.15 日本赤十字社新潟支部落成式挙行。閑院宮殿下ご臨席さる。

7.15 新潟脳病院、青山に開院、院主長谷川寛治、院長大成潔。

9月 長井千尋、県会議員に当選。

10.16 第一回解剖体祭、西堀通十一番町泉性寺に行なわれる。

11.21 新潟沖に蜃気楼現わる。

12.21 県立新潟商業商船学校、白山浦二丁目に移転。

1月 レルヒ少佐、高田で初のスキー指導。

6.18 新潟県医師会総会、市役所楼上に開かる。

 会長に長谷川寛治、副会長に竹山正男重任し、幹事は会長より長井千尋、中村庸を指名す。

9.1 高田町、市制施行。

10月 県下の学校医の数。本県下の学校医を置きたる学校は183校にして実際人員126人。之が資格を挙げれば次の如し。

 帝国大学医科大学医学科卒業者…11

 元東京大学医学部医学科本科又は別科卒業…8

 高等学校及び元高等中学校医学部…40

 大阪府、京都府、愛知県医学校及び元府県立甲種医学校卒業者…25

 東京帝国大学医科大学国家医学講習科修了者…2

 医術開業免許状を有する者…40

2月 帝国議会にて官公立病院設置に関する建議を可決。

3.29 工場法公布(最初の労働立法)。

 緒形正清、初めて膣式帝王截開術を行う。