ホーム > 市民のみなさまへ > 各科からのお知らせ > 内科 >
がん検診を受けましょう
佐野 正俊
日本では、がん(悪性新生物)はS.56年より死因のトップとなっています。人口10万対死亡率235.2人、総死亡の30.7%を占めています。年令では35-84才で死亡順位の第1位となっており、特に50-60才という中高年にがん死が多い実態となっています。
がん死亡率の順位を見ますと、男性では
- 肺
- 胃
- 肝
- 結腸
- 膵
女性では
- 胃
- 肺
- 結腸
- 肝
- 乳房
となっています。
がん罹患率の順位を見ますと、男性では
- 胃
- 肺
- 結腸
- 肝
- 直腸
女性では
- 胃
- 乳房
- 結腸
- 子宮
- 肺
となっています。
従来多かった胃がん、子宮がんの死亡率は検診など早期発見の努力により減少傾向にありますが、新潟県では男女ともに胃がんの罹患率がまだ多いという現状があります。
がんの死亡率をさげるには、食事や生活習慣などの一次予防も大切ですが、やはり早期発見、早期治療に勝るものはないと思います。
がん検診の有効性については、厚生労働省研究班が子宮頚部がん、大腸がん、乳がん(マンモグラフイによる)は十分に、胃がん、肺がんは相応の死亡率減少効果ありと評価しています。
新潟市におけるがん検診受診率は,胃がん17.0%、子宮がん9.4%、肺がん9.6%、乳がん8.2%、大腸がん21.1%とかなり少ない状況です。自覚症状がなくても、毎年検診を受けることをお勧めします。がんは発見しやすいものとしにくいものがあります。上に揚げたがんは見つかりやすいものです。
新潟市では医師会の働きかけにより、本年度から胃がん検診に、内視鏡検査を選択できるようにし、乳がん検診に5年ごとの節目検診ですがマンモグラフイを導入しました。がんの治療は進歩しています。早期に発見できれば治癒率も向上しますし、死亡率を減少させる事が出来ます。
どうぞかかりつけ医によく相談されて、検診を積極的に受けられますようお勧めします。