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脳卒中の予防
小山 晃
脳卒中は突然の脳血管の閉塞や破綻(出血)によって起こる病気で、寝たきりの最大原因です。一度しかない人生の最後を時に無茶苦茶にしてしまう病気です。昨年、日本脳卒中協会が次のような「脳卒中予防十か条」なるものを発表しました。
- 手始めに高血圧から治しましょう
- 糖尿病放っておいたら悔い残る
- 不整脈見つかり次第すぐ受診
- 予防にはタバコを止める意思を持て
- アルコール控えめは薬、過ぎれば毒
- 高すぎるコレステロールも見逃すな
- お食事の塩分・脂肪控えめに
- 体力に合った運動続けよう
- 万病の引き金になる太りすぎ
- 脳卒中起きたらすぐに病院へ
まず、一番に高血圧に触れています。高血圧は脳卒中の最大の危険因子と言われています。血圧の高い状態が続くと、脳動脈硬化が進んだ結果脳の動脈がつまったり(脳梗塞)、脳血管に強い圧力がかかると破れて出血する(脳出血)といった危険が高くなります。
高血圧を管理・治療することにより、脳卒中の発症率も低下することが明らかになっています。まず塩分の多い食事は控える必要がありますし、程度によって降圧剤の服用も必要になってきます。次に十か条にはありませんが、普段から十分な水分摂取を心掛ける必要があります。夏、ゴルフ中に脳梗塞で倒れる方がいますが、脱水が大きな引き金になっています。
最近、MC-FANと言う血液流動性測定装置なるものが登場し、実際血液がサラサラしているかドロドロしているか測れるようになっています。これによると一部の食品、たとえば黒酢、黒豆の煮汁、EPA(エイコサペンタエン酸)などに血液をサラサラにする効果があることがわかっています。普段からこのような食品を積極的にとることも、脳卒中(特に脳梗塞)の予防になるだろうと思います。脳卒中を予防し健やかな人生を送りたいものです。