市民のみなさまへ

新潟市医師会

新潟市急患診療センターへの参加について

福多 真史

この4月から脳神経外科も新潟市急患診療センターに参加することになりました。当面は休日、祝日の日中(9:00から18:00まで)の診療です。下記のような患者さんは、脳神経外科医がいない診療所や病院でも診療が可能ですが、新潟市急患診療センターに受診頂いても対応が出来るようになりました。受診される場合には、あらかじめセンターにご連絡の上、来院してください。
  1. 頭をぶつけて一時的に気を失った。頭をぶつけてから吐き気がする。
  2. 頭部や顔面をぶつけて傷ができてしまった。
  3. 頭痛がする。
  4. めまいがする。など。
新しい施設には頭の中に異常があるかどうかを調べるCTが導入されましたし、上記のような症状に対処する内服薬や注射も準備してあります。ただ、このセンターの役割としてはあくまでも一次救急に対応するためのものですので、入院が必要な重症な患者さんには対応できません。新潟市内には入院や脳神経外科的な手術が必要な患者さんを受け入れる施設として新潟市民病院、桑名病院、信楽園病院などがありますので、意識障害があったり、手足の麻痺があったりという場合には救急車を呼んでそれらの病院に搬入してもらう必要があります。もちろん、軽症だと思ってセンターを受診され、検査の結果入院が必要であればこれらの病院に転送するということになります。 このセンターに脳神経外科が参加するにあたって、市民のみなさまにお願いしたいことは、安易なコンビニ受診は控えてほしいということです。最近、小児科や産科の医師不足という問題が頻回にマスコミでとりあげられるようになりましたが、脳神経外科医も例外ではありません。この数年の間に病院から脳神経外科医がいなくなったり、あるいは定員を減らしたりという対策を取らざるを得ず、残された脳神経外科医の負担が増えて日々疲弊しています。当分の間、センターを担当するのは私たち新潟大学医歯学総合病院の脳神経外科医です。私たちは、大学病院の日直、当直のみならず、週末を含めて新潟市内や近郊の病院の日直、当直に出かけ、さらにこのセンターでの診療にあたることになります。そのような状況の中で、たとえば数日前から具合が悪いので心配なので来たとか平日は忙しくて受診できないから来たなどという救急に対応する必要のない患者さんが増えれば、医師のモチベーションが下がり、さらにはセンターでの診療をやめざるを得なくなるかもしれません。 市民のみなさまには、あくまでも急患診療センターであることを認識していただいた上で、有意義にこのセンターを利用していいただければと思います。
©2013 Medical Association of Niigata City.