市民のみなさまへ

新潟市医師会

加齢と皮膚の乾燥

山本 綾子

毎年秋から冬にかけて、すねがかゆくて困っていませんか。60歳以上で、皮膚がカサカサと乾燥してかゆい場合は、「老人性乾皮症」です。

皮膚は、体の水分が外に逃げないように保つ「保水機能」を持ちますが、それが加齢と共に低下していきます。特に高齢者では、冬に腰やすねが最も乾燥し、ひび割れてきます。このような皮膚は刺激に弱く、かゆみを生じやすくなります。かゆいからといって引っかいていると、皮膚が炎症を起こしてますますかゆくなる悪循環を生じます。治療は、かゆみ止めの内服薬と外用の保湿剤が投与されますが、かゆみを助長する生活環境や習慣を改善することが大切です。

暖房の際は、室内が乾燥し過ぎないようにするほか、電気毛布の使用もできれば避けたいものです。入浴では熱い湯や長湯、ゴシゴシ擦ることがよくありません。せっけんは低刺激のものを用い、手でなでるように洗いましょう。保湿剤は入浴後すぐに塗るのが最も効果的です。

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