市民のみなさまへ

新潟市医師会

かさかさ肌とかゆみ

 

佐藤 かおる

(中央区 ワシヲ皮フ科)

 秋が終わり冬となり、肌が乾燥してかゆみが出てくる季節がやってきました。この時期、空気が乾き肌も乾燥しやすくなってきます。そうすると、かゆみを感じる神経が皮膚の表面に伸びてきてかゆみを感じやすくなります。反対に皮膚がしっとり潤っていると、かゆみを感じにくくなります。 それでは、皮膚を潤わすにはどうしたら良いでしょうか。まず、一日一回、しっかり汗をかくと生理機能も整い皮膚も潤うと考えられています。運動して汗をかくと心肺機能も発達し、血液がよく組織に行き渡ります。ただ、汗を放置しておくと皮膚炎や化膿の原因となるので、早めに洗い流しましょう。温めのお湯にゆっくり浸かるのもよいと思います。からだを洗う時は、皮膚を潤わす皮脂など落としすぎないよう気をつけましょう。一般的には、牛乳石鹸のような匂いの強くない固形の石鹸をネットでよく泡立て、手で優しく丁寧に洗うのが良いと考えられています。手の届かないところは、綿か絹の柔らかいタオルで優しく洗ってください。お風呂からあがったら、汗を拭き、皮膚が潤っている間に保湿クリームを塗ってください。ヘパリン類似物質や尿素軟膏などが良いと思われます。また、最近、フィラグリン(皮膚のバリアー、保湿成分)の分解産物を含む洗浄剤や保湿クリームが販売され、使用したところ肌が潤いました。あとは、お部屋の湿度を50~60%くらいに保つことも大切です。

(2015.1.14)

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