市民のみなさまへ

新潟市医師会

平成14年度学校心臓病検診結果

  1. 在籍生徒数は45,369名で、毎年約1000名ずつ減少している。
  2. 精密検診を必要とする者は1,100名で、809名(73.5%)がメジカルセンター、268名が他医療機関で検診を受けた。精密検診を受けなかった者は23名であった。
  3. 精密検診の結果、要管理者は678名(63%)で、小学生360名、中学生281名、高校生37名であった。
  4. 在籍生徒数に対する要管理者の割合は、小学生1.27%、中学生1.88%、高校生1.74%であった。
  5. 要管理者678名のうち全く運動制限を必要としない者は、638名であった。医療区分では、要医療者は27名、要観察者が651名であった。
  6. 要医療者の内訳は、先天性心疾患12名、川崎病既往7名、心電図異常5名、心筋疾患1名、弁膜症2名であった。
  7. 心電図異常は、期外収縮223名、心室内伝導障害113名、WPW症候群50名であった。房室ブロックは38名で2度ブロックは8名、3度ブロックは1名であった。発作性頻拍は上室性で2名が要医療であった。
  8. 先天性心疾患は心室中隔欠損が102名と最も多く、32名が手術を受けていた。ついで肺動脈弁狭窄26名、心房中隔欠損33名、ファロー四徴症17名、動脈管開存12名、大動脈弁狭窄9名と昨年と同じ傾向であった。
  9. 今回の検診で初めて発見された先天性心疾患は中学生1名で、肺動脈弁狭窄1名であった。

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