妊娠中の風疹ワクチン接種について?
質問
私は現在出産後7ヶ月ですが、第二子を産む前に風疹の予防接種を受けるように言われましたが、授乳中でも接種を受けることは可能でしょうか?
(20歳代 女性)
回答
妊娠初期の妊婦さんが初めて風疹に感染すると、胎児にも風疹ウイルスの感染が起こり、胎児異常の発生することがあります。これは先天性風疹症候群と呼ばれ、先天性心疾患、難聴、白内障など発生する可能性があります。
風疹の初感染防止のため、風疹ワクチンの接種が有効で、ワクチン接種により95%以上の人に免疫が成立し、自然感染を確実に防げます。
風疹ワクチン接種では、接種により風疹が発症しないよう弱毒化した風疹ウイルスが使われますが、妊婦さんに接種することにより胎児に風疹感染を引き起こす可能性が否定できないため、妊娠中に予防接種はいたしません。
授乳中の女性に風疹ワクチンを接種すると、乳汁中に風疹ワクチンが分泌され、乳児に風疹に対する免疫物質(抗体)が産生されることがあります。しかし、抗体産生は一過性であり、児の一生を通しての免疫には役立ちません。一方、乳汁を介して児に移行した風疹ワクチンが原因で児に風疹が発症する可能性は極めて低く、児にとって危険なことはありません。風疹に対する免疫がない場合、次回の妊娠に備えて出産後早期のワクチン接種が望まれ、米国では風疹未感染者に対して出産後入院中のワクチン接種が推奨されています。
06年6月20日