市民のみなさまへ

新潟市医師会

いつまでも若く、中高年女性のために

新井 繁

(西区 済生会新潟第二病院)

日本女性の平均寿命は85歳を超えて世界第1位になっています。45歳ころから更年期に入り、50歳を過ぎると閉経を迎えますが、これから先の人生が長いのです。新しく生まれ変わったつもりで元気良く暮らしましょう。

高齢になれば身体に何らかの不具合が生じ易くなりますが、がんや生活習慣病・メタボリックシンドロームなどに気をつけて健康を維持したいものです。

女性の肌がすべすべして柔らかいのは、卵巣からの女性ホルモン(エストロジェン)作用によります。更年期に入ると急速にホルモン分泌が少なくなり、そのためにいろいろな症状が現れて、日常生活が不調になりストレスが増加します。

暑くないのに汗をかく、急に顔が火照る、心臓がどきどきするなどの更年期障害は、自律神経失調による症状です。自律神経剤かホルモン剤の使用で、症状は改善します。

子供たちの大学進学、就職などで家の中が急に寂しくなったりしたことが誘引で、気分が落ち込んでしまうようなときには、坑うつ剤や精神安定剤などを要することがあります。

子宮、膣、外陰などが萎縮して水分が減少し、膣の上皮は薄く傷みやすくなります。トイレが近い、尿が近い、漏れる、外陰部のひりひり感、性交渉がつらいなどの症状で悩みを抱いている女性がたくさんいます。

ホルモン剤の使用(内服に抵抗のある場合には膣錠)で膣や外陰の状態が改善し、さらに主成分が水で無刺激の潤滑剤を使用すると、うるおいが加わることで苦痛はなくなり若いころに戻ったようになります。

嫌なことや困ったことは、我慢せずに早めにかかりつけ医に相談して解決しましょう。

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