市民のみなさまへ

新潟市医師会

子宮頸がん予防ワクチンの副反応

菊地 朗

(新潟県立がんセンター新潟病院 産婦人科)

2009年7月の「病気と健康のあれこれ」に子宮頸がん予防ワクチンの話が載っています。2009年12月にサーバリックス®が発売され、2011年8月から尖圭コンジローマの予防効果もあるガーダシル®も使用可能となり、本年度から定期接種化されました。ところが最近ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がワクチン接種後に特異的に見られたため、厚生労働省は同副反応の発生頻度等が明らかになるまで定期接種を積極的に勧奨すべきではないとしました。注意していただきたいのは「積極的な接種勧奨の差し控え」であり、子宮頸がん予防ワクチンが定期接種の対象であることには変わりません。希望する方は今まで通り、定期接種として接種を受けることが可能です。しかし、このような状況では接種を受けるかどうか、非常に迷うと思います。最終的には個人の判断で決めてもらうしかありませんが、アドバイスとしては、現時点で接種しないと決めた方は、ワクチンの積極的勧奨が再開してから、あらためて、接種の是非を検討することをお奨めします。最終的にワクチン接種をしなかった方は接種した方に比べて、子宮頸がんに罹る可能性が高くなります。ワクチン接種しても100%予防できるわけではないので、子宮頸がん検診を受ける必要はありますが、ワクチン接種しなかった方においては、子宮がん検診がより重要となります。必ず、検診を受けてください。子宮頸がん征圧をめざす専門家会議(通称:子宮頸がん予防ゼロプロジェクト)」のホームページ

(http://www.cczeropro.jp/index.html)が参考になります。興味のある方はぜひご覧になってください。

(2013.7.19)

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