市民のみなさまへ

新潟市医師会

クラミジア感染症

松井 上子

(中央区 松井女性クリニック)

クラミジア感染症は、性行為によって感染する性感染症です。症状は非常に軽く自覚症状がないため、放置されやすく、性交によってパートナーに感染させ、近年、若年者を中心に急増しています。 女性では、子宮頸管炎から卵管炎をおこし腹腔内へ広がっていきます。肝周囲炎をおこすと、激痛があり、若年女性の腹部痛としてしばしば救急外来へ搬送されることもあります。感染が長期化した場合、不妊症や子宮外妊娠の原因となったり妊娠中の早産、流産の危険性もあります。 クラミジアに感染しているかどうかを調べるには、子宮頸管の分泌物を採取して検査を行います。治療は、抗菌剤をきちんと服用する事が大切です。同時にパートナーも必ず治療を行って下さい。パートナーが未治療であれば感染をくり返す可能性があります。クラミジア感染症の治療を行った後に、再度、治療効果があったかどうか再検査が必要です。 同時にクラミジアに感染していると、淋菌などの他の性感染症も合併しやすくなります。 心配なことがあれば医療機関を受診して、検査を受けて下さい。

(2014.7.16)

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