市民のみなさまへ

新潟市医師会

病気とつきあうには―新潟市病診連携システム―

青木 洋二

病診連携事業は、患者さんの診療をスムーズに行うために病院と診療所が協力しあい、病院は入院治療を中心とした本来の診療に力を入れて、診療所は外来治療を中心に診療し、患者さんの診療を遅滞なく行うシステムです。

新潟市医師会病診連携システムは昭和62年6月より新潟市民病院、がんセンター新潟病院、済生会第二病院、西新潟中央病院の四病院と市内の診療所104施設との間で始まりました。開業医の30%の先生が加入されました。その後、平成4年より、信楽園病院、臨港病院、新潟こばり病院、新潟南病院、木戸病院、桑名病院が参加され、市内の大きな病院の大半が参加されました。

診療所と病院は患者さんの診療において、患者さんの不利にならないようにお互いに連携し協力致します。開業医は、患者さんの治療中に病院での診療・検査が必要と思われた時には、診療上支障がないように紹介状またはFAXで病院と連絡をとります。病院の方でも受け皿として病診連携室が設置されています。外来受診または検査の予約をして、病院外来での混雑の回避に役立ち、患者さんの待ち時間も短縮されます。済生会第二病院のオープンシステムの場合は、患者さんの入院が必要な時は、開業医も入院中の患者の副主治医として、直接診療に参加出来ます。入院中の病状、経過を確認できているので患者さんの退院後の治療方針に迷うことはありません。開業医は病診連携システムに加入していれば、どの病院でも患者さんの入院中の病状と経過が判りますので、安心して患者さんが戻って来られるのを待っています。

診療の上で余計な診療行為が少なくなり、効率的に予定に従って進められるので、このシステムは新潟市民にとって素晴らしい恩恵になると思います。診療所と病院も患者さんの信頼を得るために必要なシステムと考えていますので、患者さんも安心して利用して頂きたいと思います。新潟市の市町村合併で新しく新潟市に加わった地区の病院の登録、参加が期待されており、このシステムの益々の充実、発展が望まれています。

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