市民のみなさまへ

新潟市医師会

「ダイエット考」

清野 泰之

「かぜは万病のもと」というのは、昔から言われていることですが、現代では「肥満は万病のもと」と言い換えてもよいと思います。それほど根深く、肥満は現代に侵入しており、糖尿病、高脂血症、高血圧といった生活習償病の基礎を成しています。

痩せようと何度か試み、その度ごとに挫折された方も少なくないと思います。メディアはこぞって「楽しく痩せる」をがなりたて、視聴者はいとも簡単にそれに飛びつく、といった風潮がまかり通っています。

では、究極のダイエット方法はあるのでしょうか?それがあるのです。絶付に成功する痩せる方法を公開いたします。実は、私自身もこの方法で、半年間で17キロの減量に成功しました。

食事の制限をなしに運動のみで痩せるというのは、オリンピックを目指すようなトレーニングをしなければ難しいと思います。なぜなら、大盛りのご飯一膳(200キロカロリー相当)を消費するのに、約1時間の散歩が必要だからです。痩せるためには食事のコントロール(ダイエット)が絶対に必要です。かといって、無理な減食・絶食は禁物です。過激な食事制限は、最低限必要な栄養成分すら摂らないことが多く、また、往々にして反動の大食いを起こしやすいからです。バランスよく食べながら、なおかつ、全体のカロリーを減らすことが大切です。具体的には、1日3回の食事をきちんと取ることが大切です。その上で食べ過ぎないようにします。先に述べたように本来は各々の食材のグラム数とカロリーを計算すれば完璧なのですが、なかなかそこまで徹底するのは面倒です。そこでお勧めするのが、今まで食べていた量をすべて2割カットする方法です。ご飯からお味噌汁おかずの類を全て目分量で結構ですから2割減量して下さい。その上でおかず類はあらかじめ1枚のお皿の上に全て取り分け、よそっておきます。私はワンプレートディッシュと呼んで実行していましたが、こうして目の前に揃えておいた食べ物以外には箸を出さないこと、これが肝心です。

これが先ほど述べたダイエットの極意であり、これを実行する意思(頭悩)が究極のダィエットの方法です。

どうですか皆さん。「何だバカバカしい」ですか?「それができないから苦労しているんだよ」ですか?「それができたら誰でも痩せられる!」そう、その通りです。カロリー制限をすれば、誰でも絶対に痩せられます。そしてこれを続ける意思こそ、究極のダイエット方法です。ダイエットは頭でするものです。

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