市民のみなさまへ

新潟市医師会

眼科医会より市民の皆様へ

白柏 麻子

眼球は、直径わずか24mm、重さ約7.5gという小さな器官ですが、その役目の大きさといったらはかり知れないものがあると思います。

我々眼科医は、高齢化社会に伴う加齢性の病気、情報化社会によってもたらされた若い世代を中心とした病気の増加を目の当たりにし、日々、適切な治療が行えるよう努力しております。

目の病気には様々なものがありますが、最近、医療機器の進歩に伴い以前では発見できなかった初期段階の病気の発見率が上がり、早期治療を施すことができる時代になってきています。緑内障などもそのひとつといえるでしょう。視野欠損などの自覚症状の発生する以前の無症状の時期に発見されたことで、点眼治療を行い、一生涯良好な視力を維持できる方も少なくありません。白内障も、今では、手術顕微鏡や手術器具の進歩により、より安全でより短時間の手術が行えるようになってきているのは周知のとおりです。

また、現在、失明原因第1位といわれている糖尿病網膜症は、糖尿病の最も怖い合併症のひとつです。網膜症を発症しても、初期には自覚症状がないため、知らないうちに病気が進行し、ある日突然、失明の恐怖にさらされる方もいます。糖尿病と診断されたら、早期に眼科を受診し、網膜症の有無、さらには病期を明確にしておくことが大切です。

私たち眼科医会では、毎年、10月の目の愛護デーの前後の日曜日に市民公開講座と眼科専門医による無料医療相談を行っています。目の病気を市民の皆様に知っていただき、早めの受診をしていただけるよう、これからも積極的に活動していきたいと思います。

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