市民のみなさまへ

新潟市医師会

いまどきの疲れ目(VDT症候群)

藤井 靖

(江南区 ふじい眼科)

コンピューターを使って長時間仕事をされる方で、多岐にわたる疲れ目症状に悩まされている方をVDT(visual display terminal :コンピューター端末などのディスプレイ画面)症候群と呼びます。

VDT症候群の主な症状は、
①疲れ目、かすみ目、乾燥感
②肩こり、首から肩・腕への痛み
③頭痛、イライラ、気分不快、吐き気
などです。

ここ10数年で私たちの生活や職場のあちこちに沢山のコンピューター画面を見かけるようになりました。さらに最近では、タブレット端末やスマートフォン・携帯電話、ポータブルゲームなどが普及して小さな液晶画面を使用する方が増えています。逆に日常生活ではテレビ画面が明るく鮮明になり大型化しました。少し前まではコンピューターを使用する限られた職業の方の悩みであった特別な疲れ目(VDT症候群)が、身近な病気になりました。

長時間、小さな画面で小さな文字を読んだり、お仕事をされたり、ゲームに興じることはVDT症候群の原因になります。大画面の明るいテレビを長時間見ることも疲れ目を起こします。上記VDT症候群の症状に思い当たる方は、ディスプレイ画面に関わる生活習慣を改善されると良いと思います。お仕事などでコンピューターやタブレット端末、スマートフォン等を多用される方は、長時間の連続作業を控えて積極的に休憩を取るように心掛け、意識して視線を遠方にずらすなどして目を休めてください。眼科医と相談の上で目薬を使用したり、眼鏡の調整をしてください。環境的にはディスプレイ画面の設置位置の工夫や明るさを調節し、可能であれば大きめの画面を使用するようにしてください。

(2012.9.11)

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