市民のみなさまへ

新潟市医師会

腰痛のあれこれ

 

鈴木 義隆

(西区 寺尾整形外科クリニック)

 どんな方でも経験されると思いますが、今回は腰痛についてお話させていただきます。腰痛には腰自体に由来するものと、腰以外に由来するものがあります。 腰由来のものとしては、先天異常や側弯症、腰椎分離症など主に成長に伴っておこるもの、変形性腰椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性すべり症、骨粗鬆症など主に加齢により生ずるもの、腰椎骨折や脱臼などの外傷、カリエスや化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの、転移癌などの腫瘍によるものなどがあります。 腰以外に由来するものとしては、解離性大動脈瘤などの血管の病気、尿管結石などの泌尿器の病気、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気、胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気、変形性股関節症などの腰以外の整形外科の病気によるものがあります。加えて身体表現性障害、統合失調などの精神疾患や精神的なストレスによる心理的な原因による場合もあります。 さまざまな原因があり、またそれぞれの病態により治療法が異なるため、必要に応じてX線(レントゲン)検査、MRI検査、骨シンチグラム、筋電図検査、血液・尿検査などを行い、正確な診断をしてもらうことが必要です。 診断後、それぞれにあった治療が行われます。主に内服薬による薬物治療、ブロック注射などの注射療法、コルセットなどの装具療法、牽引、電気などの理学療法、運動療法、手術治療などが行われます。腰痛で困っている方は整形外科を受診され、正確な診断のもとに治療を受けられることをお勧めします。

(2015.2.4)

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