市民のみなさまへ

新潟市医師会

こどもの鼻がくさいとき―何かが入っているかも―

寺久保 洋次

風邪もひいていないのにこどもの鼻が臭い、とかいつも黄色や緑の鼻汁が出ているとき、いわゆる蓄膿症、副鼻腔炎が一番に思い浮かぶことでしょう。しかし、なかには鼻の中に何か異物が入っていることがあります。抗生物質などを飲んでもなかなかよくならないときは、一度鼻の中をよく確認する必要があります。

2歳から4歳くらいの男の子に多く、自分で鼻に入れることが多いのですが、遊んでいるときに兄姉にいたずらされて入ることもあります。オモチャのピストルの弾、ビーズ玉、ティッシュペーパー、豆類などが多くみられます。

球形やどんぐり状のものは無理に取ろうとするとかえって奥に押し込んでしまいやすいので要注意です。あまり痛がらせてからだと医療機関にかかったときにこわがって騒いでしまい、取りにくくなることもあります。豆類は水分を吸って大きくなり、ぴったりとはまりこんでしまううえに、刺激性の成分を含むために鼻の粘膜をただれさせます。早めに取り出す必要があります。

身近なものの中で最も注意しなけれてばならないのはボタン電池です。鼻の中に入れると、粘膜がただれて鼻中隔(鼻の穴の間のしきり)に穴があいてしまうことがあります。できるだけ早く取り出さなければなりません。最近は電子式の音の出るオモチャや液晶画面付きのゲームの中によく入っています。こどもが分解したりしないように、また電池を取り替えた後、使用済みの電池を手の届くところに置かないように気をつけるようにして下さい。

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