市民のみなさまへ

新潟市医師会

子どもは「食う」、「寝る」、「遊ぶ」

佐藤 雅久

子どもは「食う」、「寝る」、「遊ぶ」

これは、昔、車の宣伝に使われた言葉ですが、この3つはまさに子どもの生活そのものを表しています。バランスのとれた食事を十分食べ、学校、保育園(幼稚園)でよく学び、よく体を動かし、いろいろな遊びをして帰る。夜は、楽しい食事と会話、そして勉強。その後、9時までには寝る。最も簡単で、心身の健康に良い生活です。

しかし、現代はこれが出来なくなっているようです。「食う」に関しては、食べすぎによる肥満が問題になっています。小中学生の10人に1人は肥満です。肥満になると運動能力が落ち、睡眠時無呼吸発作等の呼吸障害を生じたり、やる気が無い等、精神的に弱い子どもになったりします。また、従来は稀だった、成人型の糖尿病も増えています。これを防ぐにはどうしたら良いでしょう。朝食を抜かない、間食にジュースやスナック菓子などカロリーのある物を取らない、夜食は食べない等の事で十分です。ダイエットは必要ありません。1日3食、きちんと食べさせて下さい。「寝る」に関しては、夜更かしによる睡眠不足が問題になっています。睡眠不足は意欲の低下、学習能率の低下を招きます。体調不良を生じ、運動不足、成績の悪化も招きます。また、「遊ぶ」に関しても、交通量の増加や変質者による犯罪の増加で外遊びが簡単には出来なくなっています。また、テレビゲームの普及で運動不足と学習能力の低下が助長されています。

これらの問題の大部分は、生活のリズムを変える事によって解決します。

朝早く起きて、朝の光を浴びる。朝ごはんをしっかり食べて登校、登園。友達と勉強し、体育等で体を動かし、大いに遊んで楽しく帰宅する。家に帰ったら、お手伝いをし、宿題をした後、自分の好きな事をする。テレビゲームは1時間以内にして下さい。スポーツクラブで運動したり、地域のサークルで遊んだりするのも良いでしょう。夕食も皆で楽しく食べて、寝かせましょう。親に付き合って夜更かしするのは止めて下さい。生活のリズムを守って、子どもの心身の健康を維持しましょう。

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