市民のみなさまへ

新潟市医師会

お子さんは疲れていませんか?

大場 正巳

(西蒲区 こどもの医院おおば)

最近、何となくだるい、食欲がない、頭が重い、目が回るなどと訴えて来院されるお子さんが多くおられます。診察しても特に身体に問題なく、血液などの検査でも異常を認めないことがほとんどです。こういった子どもさんの多くは活動的で普段は元気なのですが、突然体調不良を訴えるのが特徴です。夜遅くまでテレビ、ビデオを見たり、ゲーム機で遊んだり、パソコンでインターネットを楽しんだりの夜型の生活スタイルをとっているお子さんがほとんどです。このため睡眠不足の傾向にあります。その上週末も習い事、スポーツクラブなどがあって休日でも十分に休養が取れないなど、さらに疲労を蓄積しやすい生活習慣がある人もおられます。朝は眠くて登校時間ぎりぎりまで起きられず、朝食も十分に摂れぬまま登校して学校で体調不良を訴えることになります。「朝ごはんを食べなくても、うちの子は平気なんです」と言われるお母さんもおられますが、大きな誤解です。空腹のままでは十分に活動できません。生活スタイルの無理が高じて体調を崩すことになります。体がだるいなどの症状をお子さんが訴えたら、普段の生活が夜型になっていないかどうか、きちんと朝食を摂っているかをチェックしてください。もし心当たりがあるようなら、小児科を受診する前に生活スタイルを見直してあげてはどうでしょうか。学校から帰ったら夕食をして、風呂に入って早めに寝るようにしてみましょう。十分な休息を取ってみてはどうでしょうか。家族が夜遅くまで起きていると、お子さんも夜更かししやすくなります。時には家族全員で早めに就寝しましょう。生活を簡素化し休養を取りましょう。そして朝は早めに起きてしっかりと朝食を摂るようにしましょう。こういったことによって多くのお子さんが体調を回復します。

ライフスタイルが多様になる中、親だけでなくお子さんも疲れているようです。睡眠、食事の基本的生活スタイルを損なっていく傾向があります。睡眠と食餌は生命活動の基本です。ともに大事にしましょう。

(2011.4.27)

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