市民のみなさまへ

新潟市医師会

睡眠障害

笠原 和彦

「眠れない」という悩みを抱えておられる方は少なくないと思います。寝つきが悪い(入眠障害)、入眠後何回も目覚めてしまう(中途覚醒)、朝早く目覚めて以後再入眠できない(早期覚醒)など不眠にもいろいろなタイプがあります。どのタイプにあたるかベッドパートナーがいれば協力してもらい、睡眠習慣を調べてはいかがでしょうか。就床は何時か、何時頃に入眠するか、夜中に何回目覚めるか、起床は何時かなど。

不眠の原因は多数あります。腰痛などの慢性の疼痛やアトピー性皮膚炎などの掻痒や前立腺肥大症による頻尿など身体疾患による不眠があります。その他日本茶、ココア、コーヒー、コーラ、健康ドリンク剤などに多く含まれているカフェインは覚醒作用があり、摂取後30~40分後に発現し、4~5時間持続すると言われています。また抗結核薬のイソニアジド、抗潰瘍薬のシメチジンなどの薬剤の副作用として不眠を生じます。ナイトキャップとしてアルコールを飲まれる方も多いと思いますが、寝つきはよくなっても眠りが浅くなり中途覚醒が増えます。集中力低下、思考や動作の緩慢、自信喪失、自責感などうつ病の症状のひとつとして不眠があります。

現在不眠のタイプに応じた各種の眠剤があります。医師の指示に従って内服すれば安全に不眠を解消できると思います。慢性の不眠でお悩みの方はかかりつり医か心療内科・精神科医にご相談されることをお勧めいたします。

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