市民のみなさまへ

新潟市医師会

スポーツを楽しみたい中高年の皆様へ

田中 申介

サッカーのW杯、皆さんご覧になりましたか。中高年の方の中には、これを機会にこれから何かスポーツを始めようとお考えの方もいらっしゃるかと思います。しかしスポーツを行っている方やスポーツ行事に参加する方が、一般の方に比べ必ずしも健康であるとは限りません。現在のご自身の健康状態に誤った認識をお持ちの方もいらっしゃいます。ある病気の最初の発作がスポーツにより引き起こされ死亡に至ることもあり得ます。そこでスポーツ(行事)参加にあたり、自身の健康状態を十分に把握し安全にスポーツを楽しむための簡単なチェックポイントをご紹介します。

運動を始める前(当日の朝)チェック
  1. 熱はないか
  2. 体がだるくないか
  3. 昨夜の睡眠は十分か
  4. 食欲はあるか
  5. 下痢はしてないか
  6. 頭痛や胸痛はないか
  7. 関節の痛みはないか
  8. 過労はないか
  9. 前回のスポーツの疲れは残ってないか
  10. 今回のスポーツに参加する意欲は十分か

これらのチェックポイントは、日頃の生活における健康状態を簡単に把握するための自己診断項目で、急性の風邪や心臓病の症状の有無を確かめることが目的です。これらの中で気になる項目がある時には、当日のスポーツは避け、一週間以上症状の続いている人は、医師の診察を受けるようにしてください。また運動中、運動後にも以下のことをチェックする習慣を持つようにしてください。

運動中に以下の症状はないか
  1. 胸の痛み
  2. 強い息切れ、呼吸が苦しい
  3. 足のふらつき、頭がふらふらする、めまい
  4. 冷汗
  5. 吐き気、嘔吐
  6. 顔色が悪くなる
  7. 脈の乱れ
  8. フォームや動きが不安定になり、バランスを崩すようになる
運動後に以下のようなことはないか
  1. 運動後10分たった後でも息切れが続く
  2. 運動後10分たった後でも脈拍が1分間に100以上ある
  3. 運動後に吐き気、嘔吐、胸の痛みがある

運動するたびにこれらの症状がみられるようならば、その運動がご自身にとって激しすぎる場合もありますが、何かの病気の徴候かもしれませんので、早めに医師に相談してください。

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