安藤 伸朗
新潟の方にはお馴染みの「きた山」を紹介します(これまでこの欄で紹介されたことがないとは驚き)。友人に紹介して頂いたお店です。最近でこそ、「食べログ」等で紹介されていますが、独自のホームページを持たず、数年前までは知る人ぞ知るお店でした。遠来の客が新潟に来た時に、「お・も・て・な・し」用によく使っています。
何せここは、越乃寒梅で有名な石本酒造のアンテナショップ。物静かな店長が頃合良く、程よい気配りをしてくれます。古町芸妓のお姐さんが身銭で行くということからも判るように、料理の美味しさもコストパフォーマンスも心配ないお店です。
店内は、イス・テーブル席が基本で落ち着いた雰囲気です。他に小上がり席と個室(掘りごたつ)があります(38席)。
越乃寒梅は、いまさら紹介するまでもない新潟を代表する銘酒。飲み口は淡麗辛口、さらりとして飲み口は軽いです。ここ「きた山」では、もちろん寒梅のすべてのラインアップを飲むことが出来ます。特に他のお店ではなかなか味わうことが出来ない米焼酎はお勧めです。ロックでチェイサー付きがいいと思います。日本酒は苦手という向きでも、ここの梅酒は評判がいいようです。
*参考までに越乃寒梅のラインアップは、以下の通り
~白ラベル「普通酒」、別撰「特別本醸造」、無垢「特別純米酒」、特撰「吟醸酒」、金無垢「純米吟醸酒」、超特撰「大吟醸酒」、特醸酒「大吟醸酒」、米焼酎「古酒乙焼酎」、梅酒
お酒ばかりでなく、料理も素晴らしいです。コース料理は、3500円・4500円・5500円の3種類です。価格の違いは皿数の違いと思って頂ければいいかと思います。旬のお作りから、珍味と進み、握り寿司、サイコロステーキ、デザート(酒粕のシャーベット)まで食べると満腹になります。特別メニュー「越後もち豚のしゃぶしゃぶ」(要;予約)がまたお勧めです。あの越乃寒梅を惜しげなく鍋に注いでくれます(圧巻!)。しゃぶしゃぶに寒梅を入れることで、ほんのり甘い香りがして豚の旨味を引き出してくれると伺いました。
「きた山」、新潟にお越しの際は、是非お立ち寄り頂きたいお店です。
PS:きた山ビル2階には、こちらも石本酒造が経営する洋風な「越乃寒梅Manjia」があり、若い方にはこちらもお勧めです。
きた山
住所 | 新潟市中央区東堀前通9−1384−3 きた山ビル1F |
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営業時間 | 17時30分~22時 | |
定休日 | 日曜・祭日・振り替え休日・第2月曜 | |
電話番号 | 025−222−3588 |