大滝 一
このお店は、本来大衆酒屋で、お店の看板もメインは「大衆酒屋」となっています。当初は夕方からの飲食が中心でしたが、昼の食事も始めたところ、その中のラーメンが好評で現在に至った、というのが白浜屋の歴史のようです。元祖が白根生まれで、横浜で修業されていたことから「白浜屋」となったと現在の親父さんが説明してくれました。今回はそのラーメンの話です。
お店は曽野木団地のはずれの中央インター寄りにあります。白浜屋の建物はかなり年季の入ったもので、ラーメンの表記は「らうめん」となっています。新しい綺麗なラーメン屋で食べ慣れている人は、お店に入るのをちょっと躊躇するかもしれません。でも味はばっちりで、昼時は常連さんが多く並びます。出入りの際、玄関に段差がありますので、つまずかないようご注意ください。
席は小上がりに4人用テーブルが二つとカウンターが10席ほどです。カウンターに座ると、目の前に寸胴があり、タマネギ、シイタケ、リンゴなどスープの具材がぎっしり入っていて、グズグズと音をたてています。このお店の売りの一つである鳥の唐揚げも目の前で揚げています。ぱりぱり揚がる音と香ばしい香りが食欲をそそります。
かなり前に来たときは元祖の主人で、口をきくのがはばかられる雰囲気でした。しかし、今の主人はとても気さくで、いろいろなことを教えてくれます。ラーメンを味わいながら、ラーメンの勉強もできるといった感じです。
スープは見事なまでに透き通り、あっさりで旨みのある醤油系です。昼に出される570円とお得な「昼らうめん」、胡椒がきいたさくっとした食感の唐揚げが2個入った「から揚げらうめん」、夏場には冷やしラーメンの「りょうめん」、さらに猫舌の方には「にゃーめん」というつけ麺まであります。
唐揚げらうめんは2個のから揚げが入っていますが、1個170円でトッピングできるそうで、中には4個、5個とトッピングされる方もいるそうです。から揚げはオーダーがはいってから主人の息子さんが揚げています。本当に美味しいです。
「にゃーめん」というネーミングや、から揚げのトッピングについてはお客さんからの意見や要望でできたそうです。
お店は年代がかかっていますが、らうめん、から揚げ、そして親父さんがとってもいけてる「らうめんの店 白浜屋」です。正月料理に飽きた方、間違いなく美味しくいただけるラーメンです。
大衆酒屋 白浜屋
住所 | 新潟市江南区鐘木633-1 |
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電話 | 025-284-5501 |
営業時間 | 11時30分~14時 17時30分~22時 |
定休日 | 月曜、第3日曜 |
駐車場 | 8台 |