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与作
新潟駅南、米山に知る人は知る店“与作”がある。古風な蔵造りのような外観である。入るときれいな娘さんが笑顔で迎える。主人は忙しく中で働いているが、「ハイ、いらっしゃい!」と客を迎える声はややハイトーンであり気持ちよく心に響く。頭にねじり鉢巻、タカバの下駄を履いたいでたちである。病に倒れ、一時どうなるかと思ったが、元気に復活、娘さんと忙しく切り盛りしている。主人は市内のT病院で検査技師として働いていた「脱サラ料理人である」。店はいくつかの個室に仕切られた畳の小上がりと、数脚のイスのカウンター。
料理はすべて主人の手作りであるが、目を引くのが“刺身の盛り合わせ”、豪快さと魚の新鮮さに感動する。また、焼き魚がすばらしい。何でもあるが、“きんき”や“のどぐろ”の姿焼きは「この店ならでは」のものが出される。
日本酒は「〆張り鶴」、「久保田の万寿、千寿」、「寒梅」、「八海山」などあらゆる新潟の銘酒が用意されているが、温めの燗酒を頼むと古風な徳利に注がれて出てくる。ゆっくりと盃を重ねながら、仕上げは味噌汁。大きな漆の器にかにの足や、えびのひげが器から、はみでるような海の幸が豪快に盛り付けられて出される。また、焼きおにぎりを口に味噌汁を飲むと満喫した気分になり、つい盃がすすむ。
「与作」の特徴は、マスターの友達と一体となった店の雰囲気にある。病を克服したあとはもっぱら仲間と山登りを楽しんでいる。あちこちに仲間に囲まれた登山の写真がはられ、またトイレには主人の生き様が書かれており、用を足しながらふと心休まるひと時を味わうことが出来る。是非、「脱サラ」、「病を克服した」主人の出す、海の幸を味わいに足を運ばれることをお勧めする。ただし、満席のことが多いので予約してからお出かけするほうがよいかもしれません。
与作
| 住所 | 新潟市米山3-3-11 |
|---|---|
| 電話 | 025-241-7727 |
徳永 昭輝