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生粉打 畔上

7年前、近所の住宅街の真ん中に1軒の蕎麦屋が開店しました。新築住宅の1階部分を店舗としたその店は、小さいながらもシャレた感じの瀟洒な外観を呈しており、いかにも旨いものを出しますよと誘いかけているような装いでした。中に入るとガラス張りの蕎麦打ちカウンターと、その後ろに鎮座している電動の石臼が目を引きます。床暖房で禁煙の店内には栗の無垢材を使用した4人用座卓が4つと6人用テーブルが1つ、20人余りで満席ですからそれほど広くはありません。

蕎麦は西会津山都町で穫れた良質なそばの実を石臼で自家製粉し、ひきたてのそば粉と湧き水を使い、つなぎの一切入らない十割そばに打ち上げてあります。打ちたてならではの馥郁たる香りと見事な艶、口の中に放った舌触りと喉越し、一口食べてその旨さに驚きました。市内の住宅街に宣伝もしないこんな旨い蕎麦屋があるなんて!!

ご主人の畔上治夫さん曰く、「ほんとうに美味しいものを、ほっとくつろげる空間で味わっていただきたい。そんな思いからこの店は生まれました。手漉きのもみ和紙や栗の無垢材の肌ざわり、食に感じる季節の風合い。心を和ませて舌を弾ませる、そんな場所であり続けたいと願っています」。以前駅南で八百屋を自営していただけあって野菜をみる目はプロで、ここのもうひとつのお勧めが「つまみ」です。蕎麦を待つ間にお酒を1杯ってなときに、四季折々で春の山菜、夏の枝豆、秋のきのこ、冬のあかひげに大根と鴨、などなど。あまりの美味しさについ注文しすぎて主役の蕎麦が入らないことがないように注意しなくてはならないほどです。また海老は天然ものの大ぶりで絶品だし、時期によってはご主人釣りたてのキスにありつけるかもしれません。

ただ残念なのは今年の2月から平日夜の営業がなくなったことです。でも人数が集まった予約であれば平日夜も営業可能だそうですのでご相談ください。まずはともあれ平日のお昼に「もり蕎麦」1枚から試してみてください。

場所はかなりわかりにくいのでご注意を。

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住所 新潟市女池上山3-19-5
電話 025-283-6777
営業時間 11:00~14:30
18:00~21:00(夜の営業は土曜日、日曜日、祝日のみ)
定休日 火曜日
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金 徳弼

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