ホーム > 新潟市医師会会報より > わたしの好きな店 >
お狩場焼 かも屋
鴨料理というと皆さんはどんな味を想像しますか。あまり食べた事のない方や、苦手なイメージのある方に安くて美味しい鴨料理の名店「かも屋」を紹介します。
その隠れた名店は新潟駅前の繁華街(マルタケビル裏)の中のビルの2階にあり、少し見つけにくいかもしれません。「御狩場焼・かも屋」の看板を目印に探してみて下さい。この店名は店主の修業時代、目を掛けてくれた文豪吉川英治さんがつけて下さったそうです。
東京の吉祥寺で20年間営業の後、店主の郷里である新潟に来て17年目のお店です。夫婦2人、家庭的な雰囲気の中、宮中に伝わる鷹匠料理(お狩場焼・うどん鍋)は絶品です。鷹匠料理とはおかみさんによると徳川時代、宮中や諸侯の間で盛んに行なわれた鷹狩りの折の野趣豊かな料理とのことです。炭をおこしたコンロに刀鍛冶が作った硯型鉄板をのせ、鴨と野菜を焼くとジューと美味しそうな音を立てます。それを大根おろしとレモン醤油で頂く味は格別で、噛むたびにしつこくないさらりとした肉汁とくせのない肉のうま味が口いっぱい広がります。次に出る鍋のうどんはコシがあって鴨肉の入ったダシ汁と絶妙な味わいです。最後のしめに雑炊も可能です。お腹の具合と相談してお願いしてみて下さい。
猟期(11月~2月)には信濃川のほとり大河津の猟場で店主自ら鉄砲で仕留めた真鴨を調理してくれます。しかも鍋の肉に散弾銃の弾が入っていたらお銚子1本サービス付きです。
私はゴルフの仲間達と鴨料理の他に、春の山菜料理や日本海の新鮮な刺身を四季折々に楽しくワイワイやりながら頂いています。そんな時の店主やおかみさんの笑顔がさらに料理の味を引き立ててくれます。
鴨料理は肉のうま味と食感、それに香りを楽しめるぜいたくな食物です。家族や仲間で一度味わってみて下さい。本格鴨料理「御狩場焼」、絶対満足できると思います。
| 住所 | 〒950-0087 新潟市中央区東大通1-6-29 共同ビル2F |
|---|---|
| 電話 | 025-241-7745 |
| 営業時間 | 11:30~13:00(昼定食のみ) 17:00~22:30 |
| 平均予算 | 昼700円、夜3,000円~7,000円 |
尾崎 俊彦