院長 大西 昌之
当院は新潟市中央区「新新バイパス」の女池インターの近くに位置します。新潟県庁や新潟市民病院からは車で5分、新潟大学医歯学総合病院からも車で10分ほどのところにあります。「医療・保健・福祉活動を通して地域社会に貢献し、社会的責任と与えられた使命を全うします」を理念として、①協調(気配りと心配り)と信頼(安心感と満足感)」、「②研究(向上心と技術力)と創造(創り続ける情熱と喜び)」、「③不撓不屈(困難に立ち向かう心とやり遂げる心)」を職員の心構えとしています。地域の皆様の日常の活動を支え、安全と安心が得られるサービスを追求して提供し、皆様に満足以上の充足感を持っていただくことを使命として日々努力を重ねています。
診療科は、内科(一般、循環器、消化器、血液、呼吸器、糖尿病、内分泌、神経内科)、小児科、外科(消化器、肛門科、乳腺)、産婦人科、眼科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、脳神経外科、歯科の診療を行っています。助産師による母乳外来もあります。診療の内容としては、高度最先端の医療機器を必要としない低侵襲の医療による急性疾患の診療を積極的に行っています。日常よく遭遇する疾患(例えば、内科では生活習慣病やそれに合併した心不全、肺炎など)の診断と治療、癌(消化器がん、白血病、リンパ腫、子宮がん、前立腺がんを特に重点的に)の予防と早期発見、治療に力点を置いています。総病床数は177床で、うち一般病床は153床(地域包括ケア病棟34床含む)、医療療養病床は24床です。文字通り、自己完結型の地域医療を行うべく、救急告示施設として内科・小児科の二次輪番をはじめとして救急医療を担うとともに、在宅復帰に向けた回復期のリハビリに力を入れています。心臓リハビリ、運動器リハビリ、脳血管疾患後遺障害リハビリ等を学究的(国内および国際学会で発表)に行い、「独歩リハビリ」(7月1日付読売新聞の医療ルネサンスに掲載)と名付けて患者さんの自尊心を守るADL(フレイルの状態に陥った患者さんが自立して歩くことで、食べる、排泄する等の機能を取り戻す)の向上に取り組んで成果を上げています(新潟市医師会報第523号、2014年10月、p2~7)。
また、退院後の生活の支援があってこその自己完結、患者満足と考え、強化型在宅療養支援病院として訪問診療に出かけることをはじめとして、訪問リハビリ(PT、OT、ST)に平日はほぼ毎日出かけています。法人内には、在宅支援のための介護老人保健施設「女池南風苑」を筆頭に訪問看護ステーション、訪問介護センター、在宅介護支援センターがあり、最近はサービス付き高齢者向け住宅「にいがたみなみ」の運営も開始しています。
会員の先生方にはとても使い勝手のよい病院であると評価いただき、合併症の多い高齢の患者さんをはじめとして、小児の患者さんまで幅広く、たくさん紹介いただいています。これからも研鑽を積んでより満足いただける病院となるように努力を続けて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
最後に、当院はドック(脳ドック、肺がんドック等オプションあり)・健診(CAVI/ABI、骨密度、マンモグラフィーなど)も充実しておりますので、先生方の健康管理、職員の皆様の健康管理にもお役立ていただければと思います。