病院長 津田 隆志
平成27年春に発表された厚労省の「地域医療ビジョン」の中で、将来の病床機能の考え方が示され、当院でも経営コンサルタントによる経営診断を受けました。その結果、急性期病床に、回復期・慢性期の患者が多く含まれていたため、病床機能の充実を図るため、病棟の再編成を実施しました。平成27年11月から、急性期病棟を5棟から4棟に減らし、10:1看護体制から7:1看護体制に強化しました。また、地域包括ケア病棟を回復期リハビリ病棟に転換し、療養病棟を1棟新設致しました。今後は、東新潟地域における地域包括ケアの要の病院として、役割を果たしていきたいと考えております。会員の皆様には、回復期リハビリ病棟への紹介を御願い致します。
当院は引き続き、急性期医療を主体にしながら、救急医療や各専門診療による「地域の信頼に応える医療の確立」と、健診センターを併設し、生活習慣病やがんの早期発見・治療を重視し、健康寿命を延ばすための「健康づくり拠点病院」をめざしたいと考えております。平成27年10月17日に、東京において、「日本HPHネットワーク結成の集い」が開かれました。HPHとは、WHOによるヘルスプロモーションの概念・価値観・戦略・基準や指標を、病院・ヘルスサービスの組織構造にくみいれる活動です。対象は患者・地域住民・病院スタッフであり、日本でも34施設が加盟しております。当院でも「健康づくり拠点病院」の内容を発展させ、HPH加盟を目指したいと考えております。詳細は、日本HPH事務局(TEL 092-641-2761千鳥橋病院)に御問い合わせ下さい。