古泉 直也
とん八白山店は、笹川編集委員長も以前載せられました、旧新潟市医師会の近くだったりとか、白山駅を通勤に使う人とか、いろいろな人の夜の憩いの場なのでしょうけれど、今回は昼の部のお話です。
昼の部は、夜の名物おねぇさまはいません。別な昼専門? のおねぇさま方が大勢仕事をしていますので、注文をどうしていいのか困るとかもありません。ただし、12時くらいは競争が激しく、一人で行った場合は相席覚悟でなければなりません。狙いの時間は、正午に押し寄せる周囲の昼の部とん八狙いの大勢の常連達があわただしく一気に引き上げる12時30分です。うってかわってすっかり席に余裕ができて、脚が伸ばせる畳間で、大食らいが恥ずかしげもなく注文できるここちよいゆったりとした、とくに夜と違って中仕切りの襖がないため、のんびりとした明るく広い空間ができあがります。
昼の部の私のお勧めメニューは“わらじとんかつ定食”です。夜の部の定番メニュー“豪華巨大なわらじとんかつ”が、なんと定食で現金780円。専用のソースも出てきます。以前はわざわざ醤油をかけて食べていた“何でも醤油”派を気取っていました。しかし最近は、諸般の事情により醤油なしで食べます。諸般の事情とは、血圧が…とか言う私の健康問題ではなく、家に私が食べているものを何でももらいに来るバカ犬がいるので、犬にあまり味の濃いものを食べさせてはいけないという問題を、家で私が味の濃いものを食べなければいいんだという本末転倒な方法で解決を試行中で、私が普段から“醤油・タレ・ドレッシングのたぐいは使わない”派に転向中だからなだけです。
味噌汁は、きっと夜の部の魚の刺身を取った残りのダシ兼具なので、おいしいのですが魚の身を食べようとすると骨が多くて苦労します。昼もたっぷり通って、定食の味噌汁の代わりに、そばかうどんでもつけてもらう特別メニューでも頼もうかとも思いますが、夜の部の常連の私でも、昼の部のとん八はそこまで常連になるのは時間的にハードルが高そうで、まだまだ遠い先の野望です。
とん八白山店 (昼の部編)
住所 | 新潟市中央区白山浦2-203 |
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電話番号 | 025-265-1304 |
営業時間 | 11:30~13:30 17:00~23:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |