新潟市医師会報より
モンドール
金藤 直樹
東堀5番町を白山神社に向かって歩いていると左手に可愛いフレンチレストラン『モンドール』が見えてきます。軒先の赤いテントが目を引き、入り口の外灯や店内の灯りとのコントラストがとても素敵です。
シェフの松井芳則さんは新潟の出身です。東京六本木のシェ・ピエールで修行した後、南仏マノスクで本場の技術を学びました。帰国後はシェ・ピエールをはじめ、都内や新潟の料理店で経験を重ね1995年モンドールをオープンしました。マノスクの街の北にはモンドールの丘があり、店名の由来となっています。
松井さんの料理は美味しいのはもちろんですがとても暖かみがあります。手間暇惜しまず料理を作る姿勢が伝わってくるのだと思います。フランス料理の伝統を守りながらも、家庭的な雰囲気を持ったホッとするお料理です。フランス料理というと「ちょっと敷居が高いなあ」と思われる方もいるかもしれませんが、笑顔の素敵な奥様が、食事やワインをコーディネートしてくれますし、緊張した気持ちや日常の疲れを、細やかな気遣いと会話で和ませてくれます。
ディナーは4,000円、5,000円の2つのコースがあります。前菜、魚料理、肉料理、デザートをメニューの中から、好きな料理を選べるようになっていて、とてもリーズナブルなお値段設定です。
ある日の前菜のメニューです。
ダラミ（白子）のムニエル プロヴァンス風
若どりのバロティーヌ サラダ添え
うにと人参のムース コンソメゼリー寄せ
マダイのマリネ 桃添え
岩ガキのグラタン
僕のお薦めは何といっても「うにと人参のムース コンソメゼリー寄せ」です。冷えた白ワインにピッタリです。料理だけでなくデザートも忘れてはいけません。カシカシのクレームブリュレ、冬の時期はりんごのオーブン焼きが絶品です。
是非ご家族と一緒に素敵な時間を過ごして下さい。最後に「ご来店の際は予約をお願いします」と笑顔の素敵な奥様に念を押されたことをお伝えしておきます。
モンドール
