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新潟市医師会報より

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「人、人、ごっくん」─6秒の魔法とインチキ関西弁

新津信愛病院
清水 敬三

 アンガーマネジメントの基本に「6秒ルール」というものがある。怒りのピーク、すなわちアドレナリンの沸騰は、約6秒で過ぎるといわれている。つまり、その6秒をやり過ごせば、あとは冷静になれるというわけだ。私は多くの患者様、特に怒りっぽい方々に、この「6秒ルール」を常々伝えてきた。

その日も、些細な行き違いから患者様と互いに熱くなってしまった。言い争いというより、意地の張り合いに近い。アドレナリンが沸騰し、頭の中はカッと高ぶっていた。声が少し大きくなったその瞬間、患者様がふっと言った。

「先生、6秒!」

「おー、忘れとったわ、ほんまに!」と私。

慌てて二人で手のひらに「人」と二度書き、それを飲み込む仕草をしながら声に出す。「人、人、ごっくん」。それを2回でちょうど6秒やで、と関西のノリでツッコんだ。結局その日は、二人で「人、人、ごっくん」と唱えながら、互いに「アホらし」と笑って終わった。

医療現場では、感情の揺れは避けられない。患者様も医師も、人間だ。だが、怒りに任せて言葉をぶつければ、信頼は崩れる。だからこそ、「人、人、ごっくん」は、私にとって小さな呪文である。手のひらに書く「人」は、相手でもあり、自分でもある。飲み込むことで、相手を責める前に、自分の感情を見つめ直す。

最近では、研修医にもこの話をする。「怒りそうになったら、手のひらに『人』を書いて飲み込んでみて」と。すると皆一様に笑う。「先生、それ関西のノリですわ」と。そう、アホらしいくらいがちょうどいい。怒りを笑いに変える余裕こそ、医療者に必要なスキルかもしれない。

怒りを抑えるのではなく、向き合う。その6秒が、診察室の空気を変える。インチキ関西弁の「アホらし」で、笑いに変える。そんな日々の小さな工夫が、医療の温度を少しだけ上げてくれる。

川柳
人人ごっくん アホらし 怒り散る

(令和7年12月号)

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