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新潟市医師会報より

新潟市医師会

血圧と病院

桑名病院脳神経外科 中山 遥子

「病院に来ると血圧が上がるんですよ」

「みなさんそうなんですよ。それ自体は心配ありませんが、自宅での血圧はどのくらいですか?」

外来の度に、幾度となくこのやり取りを繰り返していますが、通称白衣高血圧というものですね。病院に来ることや白衣の医師や看護師を見ることで、交感神経優位となり、血圧が上昇します。最近は白衣高血圧の中に、治療すべき高血圧が隠れているという報告も出てきています。外来でこのやりとりをしながら日々感じるのは、やはり病院はかなりの精神的緊張を強いる場所であるのだということです。

考えてみれば生理的には非常に大事な反応なのです。人間たるもの、先祖代々から突然敵がやってきたときにはカテコラミンを出しまくって、戦闘態勢に入るのです。いざというときにでれっと弛緩したままでは、弱肉強食の地球で生きていけないのです(ちょっと極端な表現で申し訳ありません)。

そう考えると、病院に受診される際に患者さんの血圧が上がっているのは、ある種の戦闘に来ているのだと考えることもできます(かなり偏っていますが)。
ですから、その緊張状態にある患者さんをいかにほぐし、リラックスいただけるかを考えながら外来をしています。あまり緊張した状態では、困っている症状を言い出せなかったり、実は飲み忘れている薬をつい「飲んでます」と言ってしまったり…ということもあるかと考えるからです。

以前いた病院では同じように白衣高血圧を示す70代のマダムに、言われてしまいました。

「脳神経外科って、看板が悪いのよ。なにか怖い感じがするもの。キティちゃんでもつけたらいいのに…」

なかなかどうして、そこまで可愛くmodifyできませんが、少しでも患者さんが余計なストレスを感じない、考えてみれば人として当たり前の、そのような関係を築けるよう努力していきたいです。

(平成27年5月号)

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