佐々木 亮
小出ICで降りて国道252線を山の方にどんどん進み、入広瀬を通ってさらに山奥へ、大白川駅を過ぎてほどなく、民宿「休み場」はあります。子供がお世話になっているスキーチームが、この民宿の先にある関越国際大原スキー場で練習しており、それがきっかけで知ることになりました(大原スキー場は不況の影響で今シーズンからは営業を見合わせています)。
この民宿の特徴は月並みな表現ですが料理のおいしさです。春の山菜料理ではフキ、ワラビ、ゼンマイ等のお馴染みの山菜料理ももちろん提供されますが、なかでもコシアブラの天ぷら、アケビの新芽はおすすめです。アケビの新芽は溶き卵にお醤油を入れたものに浸して頂くのですが、無限に食べることができます。秋のキノコ料理も絶品です。巨大な天然なめこ、舞茸、トンビ舞茸などなど珍しいキノコの料理を堪能できます。季節のお料理の他にも、もつの煮込み、栃尾の油揚げ、鮎の塩焼きなどが出ることもあり、気が付くと修正不可能なほどに飲みすぎています。食事の最後に出てくる手打ちそば、これを食べずに終われません。「豊娘」の石臼挽きからご主人が行う手打ちの二八そばです。予約にあわせてそば粉を挽くところから始まるので、いつ食べても喉越し最高のおそばをいただくことができます。食事のあとはお婿さん(東京の自由が丘でパティシエをされていたそうです)が作るこだわりのスイーツです。地元大白川の食材を使った、ここでしか味わえない逸品です。
「休み場」はご家族皆さんで営んでおり、皆さんの人柄の良さ、宿の居心地の良さにいつも癒されます。周りの景色も四季それぞれに素晴らしく、まさに日本の原風景といった趣です。山菜取り、岩魚釣り、登山などの非日常を味わうこともできます。5月中旬~6月、10月中旬~11月中旬の期間はお昼のお食事休憩もやっているそうなので(要予約)、山菜好きの方はまずはお試ししてはいかがでしょうか。ご家族総出でもてなしてくれますよ!
民宿 休み場
住所 | 新潟県魚沼市大白川167 |
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電話 | 025−796−2901 |
定休日 | 年中無休(要確認) |