新潟市医師会報より

パティスリー ランプリールプラス

大橋 美奈子

スイーツ好きな方はすでにご存じかもしれません。昨年の5月に、人気洋菓子店ランプリールの2号店がオープンしました。場所は、中央区医学町通一番町の西堀通り沿い。ウッド調のスタイリッシュな外観です。とても美味しいですし、店員さんはいつも笑顔で丁寧に対応してくださいます。是非、皆様のお気に入りのお店に加えていただければと思います。

店内は全面ガラス張りで自然光が十分に入り、奥にイートインスペースもあります。ショーケースはこんな感じ（写真1）。まるで宝石箱のような美しさ。見とれていると、あら不思議。仕事のストレスなんてなかったことに。憩いの時間の始まりです。

お行儀よく並んでいるケーキの中から、まずは定番のランプロールをひとつ（写真2）。煌びやかな他のケーキに比べて派手さはないですが、このロールケーキが私のイチオシです。いつもショーケースの右側に堂々と座っています。生地はカステラのような濃い黄色で、食感はフワフワでしっとり、卵がフワ～と香って、カスタードクリームとホイップクリームが控えめに入っています。クリームたっぷりのロールケーキではないので、しつこさがなく後味がすっきり。しばらくするとまた食べたくなり、足しげく通っています。

ショーケースの左側には、チョコレートケーキがいくつか並んでいます。その中で私のお気に入りはアルハンブラ。ナッツのアクセントが効いていて、ラムがリッチに香る大人向けのお味です。コーヒーや紅茶はもちろん、お酒ともよく合います。静まり返った夜更けにウイスキーを片手にチョコレートケーキを食べる─この罪深い快楽に酔いしれます。

ショーケースの中央には、季節のフルーツを使ったものやチーズケーキ等がずらっと並びます。どれも見た目が相当可愛いので、目移りしてすぐには決められません。家に帰り、それを愛でながら食べ進めると、あれれ？　なぜか自分もつられて可愛くなっていくような……そんなとろける幸せも味わえます（写真3）。

こちらのケーキはイマジネーションに溢れ、口に運んだ瞬間に小さな驚きがあります。お味はおしとやかでとても上品。そのあたりが、きっとパティシエのセンスなのかな。

写真1

写真2（手前から） アルハンブラ、ミルフィーユフレーズ、ランプロール

写真3

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