田中 陽子
アクアラボ体験は、新潟市水族館マリンピア日本海で、毎日行われているミニレクチャーです。飼育スタッフの方々が水族館の生き物について講義をしてくれます。この講義の凄いところは、お題が毎日、日替わりなところ。日替わりなのに、追加料金なし。お題が豊富で、通っても通ってもなかなかコンプリートできません。先日、アクアラボ体験に参加したとき「これで全種類を聞いた」と言っているおじさまがいました。同好の士とお見受けいたしました。
講義の形式はバリエーションに富んでいます。板書やイラストといった定番講義から、参加者自身がお絵描き、工作の回もあり、ラボをとびだし屋外で解説を聞くこともあります。水族館が所有する貴重な資料を見たり触れたりできることもあります。私は、ウミガラスの羽根に触れ、バイカルアザラシの抜け毛のにおいをかぎ、卵からかえって1日目のタコの標本を見ました。タイミングが合えば、バックヤードで飼育されている珍しい個体を見られることも。私はアルビノアマガエルを見ました。長期に安定展示できない個体は、通常展示はむずかしいのだそうです。
参加者は、幼児を連れた家族連れ、小学生、若者、悠々自適世代とさまざまです。どの年代の人にも理解できて楽しめる構成になっています。アクアラボ体験のたのしさは、水族館で生き物を飼育している水生生物のプロから、じかにお話を聞けることにあると思います。講義の終わりには質問もできて、寺子屋のようなアットホームさです。
開始時間は13時、日曜は12時30分で所要時間は約20分間。場所は1階アクアラボ。申し込み不要。6人掛けテーブルが4つあり好きな場所に座って待ちます。平日は10人以内のことも多くのんびり聞けます。私は職場の平日休みに参加しています。お題は15種類以上あり、ランダムに配置されていますので、同じ曜日に通っても違うお話が聞けます。お題はホームページに公開されてますので、興味のあるタイトルがありましたら、ぜひお試しください。個人的にはよく知らない生き物のお題こそ面白さ満載と感じます。新しいことを知り、へぇー知らなかった、そうだったのか、と腑に落ちる感覚がたまりません。アクアラボ体験は秋から6月までの期間限定お楽しみ。次は何のお話が聞けるのでしょう。わくわくが止まりません。
マリンピア日本海の入館料は、大人1500円、文化施設割引券(区役所などで配布されています)を使うと1200円です。年間パスポート3500円を入手すれば何度でも心ゆくまで通いつめることができます。私がマリンピア日本海に行き始めたきっかけは、2025年春に生まれたアザラシの赤ちゃんでした。アザラシの成長を見守るうちに、水族館そのものがおもしろくなってきました。冷暖房完備でバリアフリー。みんなに優しいマリンピア日本海です。

アクアラボ体験のタイトル例
マリンピア日本海のホームページより
(令和8年1月号)