八木澤 久美子
人生長く生きているとふとした瞬間にこれじゃいかん、自分を変えなければ、もっと進化しなければ、と思うことがあります。そんな時にお勧めの本を3冊ご紹介します。
『効率が10倍アップする新・知的生産術』勝間和代著。この勝間氏が世に出て来た時、時代に呼ばれて登場した人だと思いました。登場するやいなやベストセラー本を立て続けに出版、メールマガジン、ユーチューブで現在も活躍を続けています。3人のお子さんの家事育児に時間がかかるため効率的に生きざるを得ない状況にあったという理由でそうなったのだそう。あ、私と同じだと思ったものでした。気になる文章をあげます。情報は貨幣。ノートパソコンは補助脳であり、使い倒す。フレームワーク力(情報の整理整頓とタグ付け)を身につける。捨てる技術を身につける。インプット力をつけ、増やした方がいい情報、減らした方がいい情報とは何かを見極める。インプットとアウトプットは同量で。自分の生活の数値化(距離や時間)をする。本質的なものに集中するための絞り込みの技術をつける。生活習慣の整え方。優秀家電の利用法。人脈の作り方。この本は約20年前の本であり、参考文献は古いです。が、今読み返しても役にたつことが多いです。自分自身の棚卸に有効です。
『アルケミスト 夢を旅した少年』パウロ・コエーリュ著。ノーベル平和賞最年少受賞者マララ・ユスフザイさんが愛読書として挙げている本です。羊飼いの少年サンチャゴが宝物を見つけるためにエジプトのピラミッドを目指します。その間に出会あった人たちから人生訓を授けられるという物語。「強く望めば宇宙のすべてが助けてくれる」「現在をよく注意していれば現在をよくすることができる、そうすれば未来もよくなる」など珠玉の言葉が次から次と出てきて勇気づけられます。
『7つの習慣』スティーブン・コヴィー著。自己啓発本の類は山ほど読みました。書いてあることは似たりよったりで結局この本だけでいいなと思いました。1.主体性を発揮する。自分は自分の人生の主役である。2.目的をもって始める。生活の中心におくものは何か。3.重要事項を優先する。時間の使い方、お金の使い方がその人の人生を決めるのだ。4.Win-Winを考える。人間関係の基本的なこと。5.理解してから理解される。会話は傾聴が大切。6.相乗効果を発揮する。言い争いをせず第三の案を出そう。7.刃を研ぐ。自分自身という最も大切な資源を維持すること。
以上、ほんの少しのご紹介にとどめておきます。気になる続きはぜひ本を手に取って読んでみてください。今回「マイライブラリィ」投稿にあたり読み返してみました。古い本たちですが今読んでも古臭いどころか新鮮な発見があります。時を隔てて読むと前回とは違うところが気になったりするもので、読書っておもしろいなあと改めて思います。ちなみに自分を変えようともがいていた私ですが、結局自分らしくいるのが一番だと気づき、それ以来、相変わらずちょっと変わった変なおばさんのまま人生を生き続けています。
(令和8年3月号)