西條 康夫
いよいよ新しい時代、令和の時代が始まりました。令和になって最初の新潟市医師会報をお届けします。新潟市医師会報も第578号と、昭和46年第1号から、昭和、平成、令和と号を重ねてきました。今後も医師会報が、医師会の先生方の発表の場、情報を得る場として、重要性がますます増すことと思います。医師会の先生方の多くは、私を含めて、昭和、平成、そして令和の時代に生きることになります。私も、昭和、平成、令和と生きてきましたが、医師・教員としてのキャリアを積んだ主たる時代は平成でした。
平成は、バブル崩壊後失われた20年と言われるように、経済が長く停滞しております。また、東日本大震災を初めとして、災害の多い時代であり、新潟でも中越地震がありました。更には、少子高齢化が進んで、医師不足が顕在化した時代でもありました。これらの課題を沢山抱えている日本ですが、課題先進国として、世界に先駆けてこれらの課題を解決して、明るい令和の時代になることを願っています。子供たちが希望を持てる明るい社会になるといいですね。
(令和元年5月号)