竹之内 辰也
昨年から新潟市医師会の理事を務めています。ところが、恥ずかしながらこれまでは医師会という組織自体を全く理解しておらず、そもそも会員がどの位いるのか、どんな活動をしているのかなど、ほぼ無知の状態でした。しかし執行部の一員として中に入ってみて、医師会がいかに社会のための様々な奉仕活動を行っているかを知る事となりました。
私の業務は病院・勤務医部が主な担当であり、勤務医委員会では佐藤雄一郎委員長と窪田智之副委員長の熱血漢2名にいつもぐいぐいと引っ張ってもらっています。勤務医委員会の最大のテーマは、「新潟市医師会として勤務医のために何ができるか?」であり、今期は勤務医の負担軽減としてのタスクシフト・タスクシェアの一環である医師事務作業補助者(医療クラーク)の側方支援に焦点を当てて活動をしています。新潟市医師会の会員構成はA会員512名に対してB~D会員で1,090名です(本年4月24日現在)。勤務医が全体の3分の2を占めているにも拘わらず、市の医師会活動において勤務医の顔が見えにくいと感じますし、そのことが入会率の低迷にもつながっているような気がします。新潟市の医師会員にとっては市の医師会報は最も身近な情報共有のツールです。かつての私のような医師会オンチの会員を減らすべく、これからも本会報を通じて勤務医に向けた応援メッセージを発していきたいと思っています。
(令和元年6月号)