新潟市医師会

  • 新潟市内の医療機関を探す診療科から
    • 内科
    • 小児科
    • 整形外科
    • 皮膚科
    • 眼科
    • 外科
    • 耳鼻咽喉科
    • 産婦人科
    • 精神科
    • 脳神経外科
    • 泌尿器科
    • 脳神経内科
    • 心療内科
    • その他
  • 新潟市内の医療機関を探す地域別から
    地域から探す
    • 秋葉区
    • 北区
    • 江南区
    • 中央区
    • 西蒲区
    • 西区
    • 東区
    • 南区
  • 休日・夜間に病気になったら急患診療センター
  • カラダのこと考えてますか?病気と健康のあれこれ
  • 医師会について
  • 市民の皆様へ
  • 医療関係者の皆様へ
  • 会員の皆様へ
  • 入会申込

新潟市医師会報より

新潟市医師会

あとがき

勝井 豊

アメリカのリンカーン大統領は「人民の、人民による、人民のための政治」の必要性を唱え、ケネディ大統領は、国家が国民に何をしてくれるかを考えるのではなく、国民が国家に何をできるかを考えるべきだと、演説していたように記憶しています。国民自身が政治の当事者であり、原動力であるとの趣旨だと思います。

この対極にあるのが、某国の政府がおっしゃる「お神輿理論」ではないでしょうか。65歳以上の高齢者はお神輿に乗せてもらっており、それを担いでいるのが65歳未満の若年者であるとのことで、給付と負担が完全に分離しているとの前提があるようです。私自身はこの理論には、高齢者に対する偏見と誤解があるように感じています。公務員の方で退職後は完全に引退してしまう人もいるかもしれませんが、一般的には定年後も何らかの形で働いている人のほうが多いように思います。

特に開業医は自分自身の体力や能力に合わせた診療を通じて、地域医療に関わっている場合が多いために、65歳を過ぎても現役の医師が大半を占めているように見受けます。当院の場合も平成2年に開業して以来の長いお付き合いのある患者さんもおられますが、「高齢者の、高齢者による、高齢者のための医療」という側面もあるように思います。このような場合には、医師が引退する頃には高齢の受診者も施設に入所するなどして通院しなくなる可能性があるので、医療の需要と供給のバランスが取れやすい面があると考えています。

年金についても、若い人達が掛金として納めたものを高齢者が年金として頂いているとの説明を受けてきましたが、実は自分たちが納めたものを原資として給付を受けているとの前提があって、制度が成り立っているのではないでしょうか。お神輿に乗せてもらっている人は極わずかで、大半の人は家族におんぶをしてもらったり、杖をつきながらも自分自身の足で歩いているように思えます。

 (令和元年7月号)

  • < あとがき
  • あとがき >
新潟市医師会報より
新潟市の素描画
  • 2025年度作品一覧
  • 2024年度作品一覧
  • 2023年度作品一覧
  • 2022年度作品一覧
  • 2021年度作品一覧
  • 2020年度作品一覧
  • 2019年度作品一覧
  • 2018年度作品一覧
  • 2017年度作品一覧
  • 2016年度作品一覧
  • 2015年度作品一覧
  • 2014年度作品一覧
  • 2013年度作品一覧
  • 2012年度作品一覧
  • 2011年度作品一覧
  • 2010年度作品一覧
  • 2009年度作品一覧
  • 2008年度作品一覧
  • 2007年度作品一覧
  • 2006年度作品一覧
  • 2005年度作品一覧
巻頭言
学術
特集
病気と健康のあれこれ
寄稿
開院の自己紹介
わたしの好きな店
マイライブラリィ
私の憩いのひととき
旭町キャンパスめぐり
病院だより
勤務医ツイート
Doctor's Café
理事のひとこと
新潟市一次救急医療施設の利用状況
あとがき
  • トップページへ
  • ホームページTOPへ戻る
  • このページの先頭へ
新潟市医師会事務局
〒950-0914 新潟市中央区紫竹山3丁目3番11号
TEL : 025-240-4131 FAX : 025-240-6760e-mail : niigatashi@niigata.med.or.jp
  • ご利用にあたって
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
  • リンク
  • お問合せ
©2013 Medical Association of Niigata City.