令和元年も残すところ2ヶ月あまりとなりました。
かつてないほどの大型で強い台風19号による被害や多くのイベントの中止もありましたが、先月の台風による後遺症が残る千葉県の復旧作業は今月まで及び、停電とそれに伴う情報不足が大きな課題として浮かび上がりました。電気と情報、現代社会には不可欠であることを改めて強く認識させられました。
今月から幼保無償化が始まり、また消費税も10%となりましたが、軽減税率制度で食料品などは8%に留まったものの、お店で食べるか、テイクアウトするかで税率が異なり、かなりの混乱があるようです。
また、「ワールドカップラグビー2019」では、日本が世界ランキング2位のアイルランドに劇的な逆転勝利をおさめ、さらにベスト8に進出したのは、私のようなにわかラグビーファンにとっても嬉しいことでした。この号が皆様のお手元に届く頃、チームジャパンの最終戦績はどうなっているでしょうか。さらに、来年の東京オリンピックに向けたMGCで、十日町市出身の服部勇馬選手がマラソン代表となったことは、オリンピックがさらに楽しみになる出来事でした。
さて、本号についてですが「月灯虫音」にご寄稿をいただき感謝申し上げます。今回も興味深いエッセイが多く掲載されております。皆さんは中秋の名月はご覧になられましたか。スマホを手に下ばかり見ていませんでしたでしょうか。また、この夏の枝豆はいかがでしたでしょうか。仕事を終え、家に帰ると枝豆の良い香りが漂ってくる。私にとってはこの夏の夕刻の帰宅がとても楽しみです。特に「黒埼茶豆」は、その先祖といわれる私の故郷の山形県鶴岡市の「だだちゃ豆」とならぶ全国的なブランドとなっております。黒埼茶豆を東京の日本耳鼻咽喉科学会本部の事務の方々に送り、大変喜んでいただいております。これ以上ビールとの相性がよいつまみもないでしょう。
話は変わりますが、私の「ねこ、ネコ、にゃんこ、そしてまたまた猫」シリーズもなんと17本目となりました。2010年10月号に初めて掲載いただき「くだらない」と批判を受けると思っていたところ「ねこシリーズ面白いです、続けてください」との声が思った以上に多く、私を「ねこ先生」と呼ぶ方もおります。できる限り続けていきたいと考えており、興味のある方だけで結構ですのでお読みいただければと思います。
引き続き皆様からのご投稿をお待ちしております。
(大滝 一 記)