松浦 恵子
私ごとで恐縮ですが、昨年末にひどい風邪をひきました。高熱が続いたのは最初の1日だけでしたが、朝は微熱でも午後には熱が上がるため、解熱剤を手放せない日が1週間近く続きました。常に寒気が付きまとい、気分がすぐれません。この私が忘年会を2件もキャンセルしてしまいました。「調子悪いな~」という思いが体を覆っているようでした。ようやく体調を気にせずに過ごせるようになったのは、年が明けて1週間くらい経ってからでした。いちいち身体のことを考えずに日常生活を送れるというのはとても有難いことだと、つくづく思います。
こんな自分自身と並べるのは大変おこがましいのですが、この冬、地球が「このところ調子悪いな~」と感じ続けているのではないか?とのイメージが頭から離れずにいます。冬シーズンに入っても、気象は冬型になりません。暖かい、雪がない「楽だね~助かるわ」とは思うものの、「このままでいいわけがない」という不安が拭えません。
2月に入って漸く「新潟の冬らしい」日がありましたが、これだけでは“体調回復”の兆しには程遠いと思います。この先、春夏秋とどんな影響が出てくるでしょうか。
地球の体調が戻るには1年がかりかもしれません。あるいは、もっと?地球の体調不良はこの冬に始まったものではないのかもしれませんが、地球さんにはこれから先「調子悪いな~」と感じずに、健やかでいて欲しいと思います。地球の回復力を信じ回復を妨げないようにしなくては、と思います。
地球の不調とは無関係かとは思いますが、ここへ来て新型コロナウイルスが猛威をふるっています。感染への不安、それとともに各種イベント、会合の中止、施設の閉鎖、休校などもあり、健康上も社会生活上にも大きな影響がみられ、問題は日々拡大しています。
「この国難を回避するために大規模公共工事として大仏でも建立して厄払いをするしかないんじゃないか」という冗談とも本気ともつかないようなコメントをネットで発見しました。大仏には遠く及びませんが、この会報3月号が皆様のお手元に届く頃には事態が収束に向かっていますように、健康被害が最小限でありますように、切に祈っています。
(令和2年3月号)