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新潟市医師会報より

新潟市医師会

あとがき

勝井 豊

新年あけましておめでとうございます。世界の各地で紛争や人権侵害が続き、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックも収束しないなかで、無事に新年を迎えることができました。しかし円安による物価上昇や季節性インフルエンザの流行など、心配の種は尽きません。

ところで皆様は「キャンサーギフト」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。ネットで検索しますと、「がんになって新たに気付かされたことを得たり、新たな出会いがあったり、感謝する出来事が起きたりすることを、がんからの贈物の意味で『キャンサーギフト』という言葉が存在します」と解説されています。がんになったからこそ、自分にとっての生きることの意味を再発見したり、かけがいのない人間関係を新たに築くことも可能だとのことです。

医学の進歩や検診制度の充実によって、がんは不治の病とは見なされなくなりつつありますが、日本人の3人に1人はがんで命を失っているという事実があります。仕事や社会的活動や人生そのものに、遠くない将来にピリオドが打たれる可能性が出てきた場合には、今まで平穏無事に過ごせたことに大きな価値を見いだすことになるでしょう。「禍を転じて福と為す」とは言っても、いざとなると心の落ち着きを保つことすら困難になることもあると思われます。そのようなときに心の支えとなるのが、友人や知人であったり、職場の同僚や上司であったり、パートナーであったり、同じ病気の人達であったりするそうです。自らの過酷な体験に共鳴したり、共有してくれる人の存在がとても大切であると、がんのサバイバーの方々は感じておられるようです。

がんという大病と正面から向き合うには、覚悟と勇気と発想の転換が必要でしょうが、更には周りの人達による理解と支援の輪ができたならば、「キャンサーギフト」という言葉を受け入れる余裕も生まれてくるのではないでしょうか。試練に直面している人々にとって、この1年間は長いものになるかも知れませんが、今年が少しでも良い年になることを願っています。

(令和5年1月号)

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