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新潟市医師会報より

新潟市医師会

あとがき

黒田 兼

日リビングのクーラーが壊れた。その日の最高気温は34度。夕方から2時間ほど犬をおいて出かけ、帰宅するとモワッと暑く、ハアハアと舌を出して駆け寄って来た。「クーラーつけてあるはずだよなぁ」と送風口に手をかざすと、生ぬるい。「なんでこんな時に…」緑のLEDが不吉に点滅し、マニュアルを見ると、故障のためメーカーにご相談くださいとある。数日後の土曜日にメーカーの方が汗だくになりながら修理してくれた。クーラーから冷たい風が吹き出すと、犬は一番涼しいクーラーの下に気持ちよさそうに寝そべって「は~、これこれ、これですよ~」と言っているかのようだった。

とにかく夏が暑い。

診療所の周りは、田んぼ・梨やブドウをはじめとした畑・農業用ビニールハウスが広がり、患者さんの多くは農家である。暑い時期の脱水症や熱中症の危険は、ここ数年急速に高まってきている。5月頃から水分摂取を勧め、ビニールハウス内の作業をする患者さんには、塩分摂取も勧めていた。午前の早い時間帯に収穫のために作業するのだが、ハウス内の気温は45度を軽く超えるとのこと。こんな大変な作業があって、美味しい野菜や果物が食べられるのだなと感謝する一方、危険すぎる過酷な作業だとも思う。水分摂取の声かけをしていても、脱水症状で点滴が必要になる人は数年前より明らかに増えた。

専門家は、今すぐ策を講じなければ、急速な温暖化が続くという。口渇・脱水に気づかず、しかも多量の水分摂取が難しい高齢者の多い施設・医療機関にとって、気の抜けない夏が毎年繰り返されるようである。

さて、修理から2週間程で気温は急速に下がり、あっさりクーラーは不要となった。クルマ屋さんからは「冬タイヤ交換早期承り」のお知らせが来た。

お願いですから、もうちょっと秋を味わせてください。

(令和6年10月号)

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