永井 明彦
厳しい寒さに冬眠を打破され、新潟の桜の開花も早まりそうですが、会員の皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。新潟市医師会報2026年3月号をお届けいたします。
今月号の巻頭言は、新潟大学医学部がん免疫学分野(旧病理学第二)教授の金関貴幸先生から頂戴しました。半世紀も前に“古典的”な腫瘍免疫を研究したことのある「あとがき子」にとって、がん免疫学の臨床応用の隆盛には感慨深いものがあります。基礎と臨床の架け橋としての益々のご発展をお祈りいたします。
学術では、訪問リハビリにおける多職種連携について小島渉理学療法士様から、診断未確定リウマチ性疾患における地域連携ネットワークについて近藤直樹先生から、貴重な論考をいただきました。「病気と健康のあれこれ」では、髙橋直也先生が画像診断の基礎を解りやすく解説されています。
今月号には5篇のご寄稿がありました。それぞれ個性的で、キラリと光り、蘊蓄が伝わり、専門領域のご業績や新春ボウリング大会の様子、角さんの思い出等が活き活きと綴られています。「まさご内科クリニック」を開院された高橋祥史先生の自己紹介も掲載しました。「わたしの好きな店」は、黒田兼先生が幼少時から慣れ親しまれた富山ブラックラーメン発祥のお店です。
八木澤久美子先生は「ダイバーシティ委員会だより」を記され、「マイライブラリィ」で「自分を変えたくなった時に読む本」を3冊サラリと紹介されています。「私の憩いのひととき」では、富山武美先生が「60の手習いで始めた」サックス演奏について熱く語っておられます。昨年の総会ではジャズ部の一員として演奏され、喝采を受けられていましたね。「地域保健部だより」は2023年度新潟市乳がん検診報告です。
「病院だより」では新潟西蒲メディカルセンター病院長の梨本篤先生が自院を紹介され、「Doctor’s Café」で「わたしの好きな店」を披露されています。最後に、藤澤正宏先生から「理事のひとこと」をいただきましたが、直美は知っていても直在は知りませんでした。
さて、今年のスポーツ界は初場所の安青錦優勝に始まり、ミラノ・コルティナ冬季五輪、侍JのWBC、サッカー百年構想Jリーグ、そしてFIFAワールドカップ2026と目白押しです。日本選手も活躍した冬季五輪ですが、地球温暖化が進み、冬のスポーツが盛んな欧米では充分な降雪が期待できなくなり、将来は日本海からの水蒸気が豊富な雪をもたらす札幌市でしか開催されなくなるのではと憂慮されています。歴史的には消滅したはずの家産制統治を行う米国大統領が、気候変動は詐欺だと宣ってクリーンエネルギー政策を放棄し、化石燃料を掘りまくれとハッパをかけている間は、恒久的な札幌冬期五輪が楽しめるかも知れないと密かに期待しつつ「あとがき」を終えたいと思います。