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新潟市医師会報より

新潟市医師会

災害

伊藤 久彰

今年も九州や関東方面などで台風による甚大な被害がニュースなどで報じられています。天災は避けようがありませんが被害を受けられた人々の安寧を祈ります。それで思い出すのは私の災害体験です。それは ①長岡空襲 ②新潟市大火 ③新潟市地震 ④二度の加茂市の水害などです。幸い家族はいずれも無事でしたが家財道具は何度も被害を受けました。長岡の空襲ではほとんどの家財が焼失し、食糧難のおり、食料と交換するものは何もありませんでした。我々子供はアフリカなどで見られる飢餓の子供のように手足は痩せて細くお腹がなぜか膨れていました。冬の長靴も無く焼け跡に残ったガソリン臭いお米も食べました。その後、大学二年生時代に新潟市の大火があり、丁度十月の学期末テストの日でしたが火事が大きかったので、テストが延期になり留年せずに済みました。そして、新潟地震の時は私は大学院生でしたが、結婚して生まれた子供は生後半年でした。家族は無事でしたが、家財道具は電化製品、布団、アルバムなど全て液状化現象により水没し、あまりの被害に妻は泣いていました。しかし、家は借家でしたし、家財道具はお金を出せば買えるし、私はそれよりも大学での研究のほうが大変だと思っていました。その後加茂病院に勤務して大雨による水害が二度ありました。その時、病院敷地内にあった医師住宅は全部被害に会い、病院の配慮で何家族かの医師家族と高台の旅館にて、一週間ほど過ごしました。高台と言っても電気も水道も止まっていました。その後、新津市に開業してからは、看板が落ちたり、自宅の屋根瓦が落ちたり小さな被害はありましたが、今、妻は特養で、私は一人暮らしなので大きな心配はありません。それでも新潟県での地震や火災などの報道があると、子供達から安否の問い合わせがあります。私も県外の子供や孫達が災害に遭わないように、皆の無事を祈っています。

(令和元年10月号)

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