品田 章二
居間のブルーレイディスクレコーダー(レコーダー)を通信設定することで別室のテレビに無線接続するルームリンクを8年前に設置。無線LAN設定を請負う指定業者への設置料は某忘年会で獲得した二等賞金2万円を充てた。
レコーダー(サーバー)とプレイヤー(テレビ)間はワイヤレスのためスッキリしていた。
2年前近所に落雷があって無線機器がダウン。
拙宅の無線LAN設定業者(プロバイダー)にルームリンクの復旧を依頼。中継器の新設やルーターの交換直後はテレビに映像が出たが、数日後には映像は全く出なくなった。
ソニーのホームページに「映像を無線で送る場合、パソコンと同じ経路で送ると混乱が起きてコマ落ちする。ルームリンクを楽しむために11n/a&11n/g同時接続タイプの無線LAN親機を勧める」とあった。
今さら当時の指定業者に設置料を払ってまで頼みたくない。意地になって無線機器メーカーに直接かつ何回も電話し、拙宅のサーバーとプレイヤーに適合する機器型番を聞きだした。
無線親機と子機をネットで購入し設定、一階の親機と二階のルーター間をCat7(10Gbps 600MHz)LANケーブルで繋いだら、ルームリンクが復活し、数日後にも映像が出ていた。サーバーはDNS自動取得で、IPアドレス取得はDHCP利用、などもその後に学習した。
ルームリンクの利点は、観たい番組が同じ時間帯に放映される場合、片方を録画すれば後刻再生して観れること。
録画済みの「全貌 二・二六事件」や「高橋真梨子コンサート」などは前後していた記憶の整理に良い機会となっている。
試行錯誤は2か月も続いたが、ルームリンクを自力で復活出来たことが嬉しい。
(令和2年4月号)