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暖冬異変

佐藤 舜也

今年の冬は1月末になっても積雪を見ることがなく、今まで経験したことのない冬だった。フキノトウは1月末には花を開き、雪割草の花も見かけた。そして2月の連休にはカタクリの芽生えをみた。さすがに花は咲いていないが、早くても3月だったカタクリの芽生えを見たときはびっくりだった。例年よりも3週ほど早いと思った。

3月も半ばになると山ではカタクリ、菫、二輪草、キケマンの花が咲きだした。春が早く来るのは嬉しいが、喜んでばかりでよいのだろうかと戸惑う気持ちのほうが強い。温暖化もここまで来たかという気がする。

世間では新型コロナ肺炎一色である。話でしか知らないが、第一次世界大戦を収束させたというスペイン風邪もこんなものだったのではなかろうか。当時飛行機が実用的ではなかったので、世の中はまだゆっくり動いていたはずである。移動に1月かかっていたヨーロッパに行くのに、今は1日である。これでは病気の伝搬は全世界的になって当然であろう。スペイン風邪の時代より医療は大変進歩したのに、亡くなる人も少なくない。日本以外の国に比較すると大分少ないようだが。武漢やイタリヤのような医療崩壊を来すことのないように準備したいものである。

そんなことを考えながら山道を歩いているうちにふと今年は全く兎を見かけないのに気付いた。新雪がないので兎の足跡を見つけることができないのかとも思ったが、不意の侵入者に驚いて駆けていく物音もない。こっちも老人なので奥までは行けないせいなのか。今年のように雪がなくて山が白く変わることのない年は、兎の毛はどんな色をしているのだろうか。80年も生きていると予想外のことがいろいろ起こってくる。責任のない立場だと世の中面白いが、天下大乱などというのはご免である。

(令和2年4月号)

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