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記憶の不思議

松浦 恵子

記憶というのは脳の中に存在するものなのでしょうが、いったいどこに、どんな形で収まっているのでしょうか?突然、何かのきっかけで蘇る記憶には、不思議がいっぱいです。

少し前のこと、自分で車を運転し新潟駅を背に今まさに萬代橋を渡ろうとした時です。突然に「初めて自分の運転で柾谷小路を通った時のこと」を思い出しました。「柾谷小路を走っていることが、とてもすごいこと、誇らしいことと思えた!」という記憶です。かれこれ35年近く前の気持ちが、まざまざと蘇ったのでした。

それに続けて、その時の車は赤いファミリアだった、その車は半年間の出張先の水戸で購入したのだった、勤務先の病院の放射線技師長の紹介で…と次々に蘇った記憶が押し寄せてきました。「いかん、いかん。運転に集中しなければ!」と記憶の波を押しとどめたのが、萬代橋の中ほどまで来た辺りだったでしょうか(その後、車を降りてから、運転中に蘇った「赤いファミリアが私の愛車になった頃のいくつもの思い出」を振り返りました)。

ほんの数秒の間にとめどもなく溢れてくる記憶というのは、いったいどこで、どんな形で眠っていたのでしょうか?いえ、記憶は眠っているわけでないのかもしれません。私の勝手な考えでは、小さく小さく微小サイズに折りたたまれて収納されている記憶が、何かの拍子にぱっと一度に開いて、形状記憶物質みたいに元に戻る(=蘇る)、のではないかしら?(全く何の根拠も科学的理論もない、私の妄想です)

こんな風に、あるエピソードが溢れるように思い出されるということは、誰にでもあることと思い込んでいますが、違いますか?私は記憶のメカニズムを解明したいというよりは、ただただ「不思議だな、不思議だな」と思っているのです。蘇る記憶の一方で、記銘力は減退しているんですけどね…。

 (令和2年10月号)

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