大野 𠮷昭
上記ゴルフ大会が令和2年(2020年)10月18日(日)、新発田市の紫雲ゴルフ倶楽部、加治川コースにて開催されました。秋は天候不順なことの多い季節ですが、当日は天候に恵まれて絶好のゴルフ日和となりました。春季大会は新型コロナウィルスのため中止となってしまいましたので、今回の大会は1年振りとなります。当日は他のゴルフコンペ等々と重なったためか、参加者は10名と少人数だったのが残念でしたが、脱落者もなく全員一日プレーを楽しみました。私は実力者の寺久保洋次先生とダンディな園田日出男先生と同伴していただき、気負いなく廻ることができました。その結果は別表のごとく私が計らずも、また運好く栄えある優勝ということになりました。ベストグロスは91打で庄司義興先生と滝沢慎一郎先生が同一でしたが、年齢差で滝沢先生が獲得されました。
ゴルフ競技の順位の決め方にはいろいろな方法があります。ゴルフをあまり知らない方のために簡単に説明します。プロのゴルフは最少ストローク数で競い合います。300ヤード、ティーショットで飛ばしても1ヤードをパターで転がしても1打は1打です。しかしアマチュアは個人、個人により力量に大きな差がありますので、決められたルールに従って各自、0から40までのハンディキャップ(HD)を持っています。HDが少ない方が実力者です。競技では全ての打った数からHDを引いた数がネットスコア(NET)となり、それで順位を決定します。囲碁の置き碁、将棋の飛車角抜き、競馬の負担重量などに相当するのではないでしょうか。その他に今回の競技方法のペリア方式という設定もあります。アウトとインコースから各々6ホールを隠しホールとして選び、その隠しホールを打った合計スコアからHDを算出して総打数から引いてネットスコアを計算します。約8年前から本大会はペリア方式を採用していますが、数年前からペリアの倍を意味するダブルペリア方式といってアウトとインからそれぞれ6ホール計12の隠しホールにより競技しています。従って隠しホールの成績によってHDが決まりますので、意外性があり誰でも優勝のチャンスがあります。
通常であればプレイ終了後、表彰式をおこない、自分のプレイ状況を思い出して一喜一憂したり反省をしますが、今年は新型コロナの影響のため打上げ会は中止となりました。結果は後日の郵送を待つこととなっていましたので、当日のことは記憶がほとんど飛んでしまっていました。しかし2日後郵送されてくる前に前回優勝者の石井史郎先生からゴルフコンペ関係書類一式を昼休みに持参されて、よろしくお願いしますといわれて初めて優勝したことを知り大変驚きました。今年はコロナ騒動や家庭の事情もあってグリーンに出るチャンスが少なくスコアも芳しくありませんでした。また高齢になってきたので、スコアよりもコンペに参加して新鮮な空気の中で少しでも体を動かし健康を維持することを重点にプレイしています。
ゴルフは年を取っても可能なスポーツの一つですし、HDのお陰で対等に競技できます。また他の先生方やいろいろな職種の人達と交流できるチャンスがあります。皆様ゴルフを始めてみませんか。
来春も本大会を開催する予定です。遠慮なく積極的に是非参加していただきたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
(令和2年12月号)