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新潟市医師会報より

新潟市医師会

祝!会報600号

上村 桂

会報600号 誠におめでとうございます。長い間の多くの会員のご努力に対し、改めて敬意を表します。また、この間編集の実務に当たられた皆様、ご苦労様でした。その特集号に小生の如き者に寄稿のお誘いを頂きました事、光栄の至りです。ありがとうございました。

小生が新潟市医師会の会員としてお仲間にさせて頂いたのは、昭和38年(1963)春、インターン生活を終え、国家試験も何とか終了し、母校である新潟大学医学部衛生学教室の助手として採用された時に遡る。会員歴も58年、古参の部類に入るようになった。

この間、私共の主研究対象である予防医学関係のテーマには、どうしてもフィールドが必要であり、新潟県・市およびそこに存在する諸問題が対象となる。いろんな方々のお世話になってきた。特に県職員の後半、県の衛生部公衆衛生課長、衛生部長(環境保健部長)を拝命していた約10年間は、市町村、医師会の先生方には大変お世話になった。

大学から県へ移る際には、県衛生研究所の篠川至所長がご高令の為、近い将来引退される事が決っており、その後継者として望まれたものであったが、県内部のポストの問題もあり、本務は衛生部公衆衛生課参事兼衛生研究所参事で、実務は衛生研究所の調査研究業というものであった。

しかし、当時の衛生部幹部職員は部長、公衆衛生課長共、厚生省からの派遣職員であり、また衛生部に医師が少なかった事もあり、何かと頼りにされ衛生行政の手助けが多かった。特に水俣病対策では大学医学部との接点が多く、何かと任されるようになってしまった。また、医療法の改正に伴い、地域保健医療計画の策定が最重要課題となり、特に医師会の先生方との接触が増えた。

昭和57年(1982)10月、公衆衛生課長が厚生省に帰る事になり、次の課長は地元で賄えという事になり小生にお鉢が廻って来た。話が違うと精一杯抵抗したが結局引受けざるを得なくなり以後、本庁業務にとっぷり浸る事になった。

最大の課題は、結核対策が最大の問題だった時代に配置された保健所が実情に合わなくなり、その統廃合が問題であった。設置市町村との関係が難航したが、諸方面のご理解が何とか得られ、県議会を通す事が出来、新しい保健所体制の地域保健医療法がスタートした。結局、随分遠まわりしてしまったが、衛生研究所(保健環境科学研究所)の専任所長で戻れたのは平成4年(1992)の事であった。

ここで知る人ぞ知る事ではあるが、先年勇退された北村正人市医事務局長の功績についてふれてみよう。新潟県と新潟市が保健問題の実施に当たりその関係がスムーズでなかった時代があった。これは全国的に見られた事で、都道府県の中に政令市が独立して存在する事に起因するものであり、その権限、力関係の大小によるものである。本県の場合も、かつて保健医療事業の推進に当って、特に県医会長の選挙の後などに多少のしこりが残る事があった。

北村さんはこれらの齟齬の是正も、実に忍耐強く慎重に見事にやってのけた。勿論歴代市医会長さんの深いご理解があっての事であろうが北村さんの人柄、手腕に負うところ大であったと考える。

新潟市医師会の更なる発展を祈念する。

(令和3年3月号)

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